半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『スリー・ビルボード』を観ました。

2018-12-26 05:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 メリカのミズーリ州の田舎町を貫く道路に並ぶ、3枚の広告看板。そこには、地元警察への批判メッセージが書かれていた。7カ月前に何者かに娘を殺されたミルドレッドが、何の進展もない捜査状況に腹を立て、警察署長にケンカを売ったのだ。署長を敬愛する部下や、町の人々から抗議を受けるも、一歩も引かないミルドレッド。町中が彼女を敵視するなか、次々と不穏な事件が起こり始め、事態は予想外の方向へと向かい始める……。
公式サイトより)

 辺境の町なのかな そこの車があまり通らない一本の道にある3枚の看板、ミルドレッドがこの看板の広告を思いついたところから話が始りました。
全面赤色で物凄く目につく文字が・・・警察、しかも、町で慕われている署長さんの名指しの批判文・・・強烈なメッセージです
ミルドレッド、そして署長さん以上に、周囲がかなり騒がしくなっているのが目に見えて分かります。
署長さんも何もしていないワケじゃないし、しかも彼自身はガンに侵されている状態だし・・・どちらかに気持ちを寄せるという雰囲気も出せませんでした
そんな署長さんのとった行動も衝撃的で・・・いよいよ物語に「収まり」がつかなくなってきました。
新しい署長さんが来て、かなり冷静に、事態を収拾する「光」が見えてきました
しかし、矛先をミルドレッドに向ける人たちもエスカレートしちゃうし、ミルドレッドの家族も辛い状況になってきて・・・
・・・ミルドレッドもプッツンきちゃいましたね
既にお互い、「犯罪まがい(いや、犯罪か・・・)」の事をしちゃう状況、犯人が仮に捕まったとしても、この物語に良い結末は見えないと感じました。
観てて本当に息苦しいというか、気分もすぐれません。。。
そんな中、意外な人のとった行動(1人ではない)が、思わぬ変化をもたらしました。
スカッとするような晴れ方ではないけど、ちょっとずつ雪解けしているのも分かってきて・・・
最終的に「犯人逮捕」にまで至らない、しかも、行動の途中での終幕で、少し消化不良にもなりました。
・・・が、多分、事件解決というのが最終目標の物語ではないと思うし、あのシーンで(少し)希望が持てて、良かったかなぁ・・・と。
ちゅうことで、主演女優賞(F.マクドーマンド)、助演男優賞(S.ロックウェル)受賞もうなずけます・・・で75点
※あくまで個人的主観ですので気分害されましたら申し訳ありません

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