半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『華氏119』を観ました。

2019-11-30 03:30:00 | えいがかんしょうの部屋
 2016年11月9日、アメリカはもちろん世界中の人々が、何かの間違いか、大掛かりなジョークかと驚いた。ドナルド・トランプが、アメリカ大統領選の勝利を宣言したのだ。当選してからもトランプは、連日のツイッター炎上に、虚言暴言やスキャンダルをまき散らし、政権はカオス状態に。だがその一方で、着々と公約を果たしてアメリカを変えると共に、国際政治にも精力的に取り組み、同盟国である私たち日本を筆頭に、世界に影響を及ぼし続けている。
当初は、すぐに本性を現し、無能もバレて、世界中からブーイングを浴びながら、“任期の途中で罷免”などという予想さえ飛び交っていたのに、いったいなぜこんなことに!? そんな、あなたの疑問にすべて答えるために、あの“アポなし突撃男”が、またまたやってくれた! ブッシュ政権にケンカを売って拍手喝采を贈られ、世界的大ヒットを成し遂げた『華氏911』のマイケル・ムーア監督だ。
実はムーアは、2016年7月に「大統領選にトランプが勝利する5つの理由」というエッセイを書き、この暗黒時代を予測していた。止められなかった未来を迎えてしまった今、11月の中間選挙に一撃を与え、次の“再選”という未来だけは体当たりで阻止するために、監督生命はもちろん人生さえもかけたムーアの闘いが始まった──!
(公式サイトより)
 某女性芸人の「マイケル・ムーア監督じゃねーよ」というセリフだけで知ってる人も多いのかなぁ。監督は
2016年のアメリカ大統領選挙ほど、全世界が注目していた選挙は無かったんじゃないですかね 
ニュースを流し見していた程度の(浅はかな)俺は、「ついに、ドラマなどでは観れていた女性大統領(ヒラリーさん)誕生か」という期待をしていましたし、そんな機運、そして盛り上がりが、この作品のオープニングで出てきました
しかし、そんな大方の予想が徐々に崩れ始める・・・「なんで」という単純な疑問に対して、監督は過去にさかのぼり、様々な視点で「教えて」くれます
その「からくり」については、アメリカの政党の情勢とか、選挙制度について、予備知識があったほうが良かったかも・・・と観てて思いました。おバカな俺はちょっと難しかったっす
ただ、色々と考えられた戦略であったし、うまい具合に仕向けられていく展開は理解できました。
監督は、終盤、このトランプさんの言動を、あのヒトラーにオーバーラップさせている・・・この演出は強烈でしたね
で、今回の「矛先」は、トランプさんに留まらなかったですね。
過去の大統領や知事を次々と・・・
特に印象に残ったのは、ミシガン州フリントの「汚染水問題」でしたね
知事がなんで民間企業による水道水に切り替えたのか その水道水の酷さを隠蔽している政府。
不満爆発の民衆の「救世主」として現地に訪れた(当時の)オバマ大統領。
ブーイングの知事と違い、大歓声に迎えられたオバマさんがとったパフォーマンス
これは・・・打ちのめされました
流し見のニュースでは分からないところを知る、本当にいい機会(時間)でした
ちゅうことで、「字幕監修・池上彰」と書いていて納得しました・・・で80点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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