半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『そして父になる』を観ました。

2014-08-24 04:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 大手建設会社に勤め、都心の高級マンションで妻と息子と暮らす野々宮良多(福山雅治)。ある日、産院からの電話で、6歳になる息子が取り違えられた他人の子だと判明する。妻のみどり(尾野真千子)は、気付かなかった自分を責め、一方良多は、優しすぎる息子に抱いていた不満の意味を知る。良多は、相手方の家族と戸惑いながらも交流を始めるが、群馬で小さな電気店を営む斎木雄大(リリー・フランキー)とゆかり(真木よう子)夫婦の粗野な言動が気に入らない。過去取り違え事件では100%血のつながりをとるというが、息子に一心な愛情を注いでいたみどりと、温かでにぎやかな家族を築いていた斎木夫婦は、育てた子を手放すことに苦しむ。早い方がいいという良多の意見で、ついて「交換」が決まるが、そこから、良多の本当の「父」としての葛藤が始まる・・・。
公式サイトより)

 自分が育てた子供が、他人の子であったら・・・
その発端が、病院のミスであったと思ったら、故意に引き起こされた「事件」というのにビックリ・・・
その裁判について、この作品はあまり語りませんし、当事者(一応、犯人と呼びますか)は時効で、収監もされない・・・めっちゃ気になりますし、消化不良です
ただ、そんな「事件」は、この作品の流れの一つでしかないです。
それほど、子供を持つ親、それも、父親の気持ち、母親の気持ち・・・そして、当事者である子供、そして子供の兄弟・・・すべてにおいて重たいテーマでした
あまりに普段の生活が違いすぎる2つの家族。その家族の「流儀」で6年間も育てられた息子。
「生みの親」「育ての親」と言葉で言ってしまえば単純ですが、それぞれの気持ちって、そんな簡単じゃないし・・・
親の立場からも、息子に「疑念」を持ってしまって、自己嫌悪になったり、子供のほうも、急に変わった環境で戸惑い、ストレスを感じます
「いっそ、そんな事知らなかったら幸せだったのに」とも思いましたが、「知ってしまった」ら、自分はどう行動するか、自分の子供をどう思うか・・・何度も考えちゃいました
もちろん、カミさんと一緒に見て、いろいろと意見交換しましたよ。母親も考えさせられるものがありました
血のつながった子、そして、(つながっていないけど)ずっと愛情を注いだ子・・・そんな子供達にとっての「父」はどうあるべきなのか
この作品の良多、そして雄大という2人の父親を見届けることは出来たものの、そこに正解があったとも思えない・・・不思議な感覚です
ちゅうことで、カミさんからは、「パパは雄大(リリー・フランキー)タイプだね」との一言・・・で75点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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