半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『縫い裁つ人』を観ました。

2016-03-27 08:07:01 | えいがかんしょうの部屋
 神戸の街を見渡す坂を上ると、その店はあった。「南洋裁店」という小さな看板が掛けられた、古びた洋風の一軒家。店主の南市江が作る服は、いつも即日完売。すべて昔ながらの職人スタイルを貫く手作りの一点ものだ。
 神戸のデパートに勤める藤井は、市江にブランド化の話を持ち掛けるが、まるで“頑固じじい”のような彼女は、全く興味を示さない。一代目である祖母が作った服の仕立て直しとサイズ直し、あとは先代のデザインを流用した新作を少しだけ、市江はそれで満足だった。南洋裁店の服は、世界で一着だけの一生もの──それが市江の繕い裁つ服が愛される、潔くも清い秘密だった。
 だが、自分がデザインしたドレスを作りたいはずだという藤井の言葉に、市江の心に封印してきた何かが揺れ動く──。
公式サイトより)

 昔は、結構「洋裁店」ってのがありましたよねぇ・・・今は「服のリフォーム」なんてチェーン店が多いですが
この「南洋裁店」は、この街の「馴染みの店」なんですね・・・色々な人が市江を頼って、お気に入りの洋服を持ってきます
藤井は、市江の店のブランド化を一生懸命「しつこく」推奨するも、市江は取り合わないですね。
ブランド化して展開したところで、ここの作る服が量産できるものとは思えないのですが
藤井の中にも、この市江の態度に独自の想いがあったようで、市江を問い詰めるシーンなどもありました。
若干喧嘩売ってる とも思える態度ではありましたが、市江はそこから少しずつ変わりましたね。
藤井が東京に行ってしまった後、一人で考える時間が出来たのが、藤井にとっても、市江にとっても重要だったのかも知れません
市江と、藤井の妹の話、そしてその妹の結婚式は、見ててほんわかしました
市江オリジナル作品・・・彼女が、今後のこの「南洋裁店」を自ら支えていくんですね・・・
ちゅうことで、神戸の街、喫茶店・・・なんか味がありました・・・で65点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
コメント
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