昨日、福島美術館に行ってきました。 プライスコレクションを観に。 仙台で開催されていた時に見逃してしまってた。 一足先にひとりで観にいた娘が「行ったかいあった。(福島まで) もう一回みたいなぁ。」 と言っていたほどやはり素晴らしい作品ばかりが勢ぞろいだ。
福島美術館は二回目になる。 一度目はワイエス展だった。 後ろの山を借景にとても素敵な美術館は、半分以上が青色って感じの昨日だった。 (ワイエス展)
『若冲が来てくれました』 このタイトルなんかいいなぁって思う。 「何々展」とかが多い中、「来てくれました」 に優しさやあったかさみたいなものを感じてしまう。 東北のあったかさっていうか、(と東北人がいうけど)
会場に張られたプライスご夫妻のメッセージに・・・ ≪・・あの震災の時、避難所で配られたおにぎり1個に「ありがとうございます」と頭を下げられておられた東北の人々に美しいものをお見せしたいとの思いに駆られ、・・≫ 開催の運びとなったとのこと。 会場入り口でこのメッセージを読みながら胸が熱くなった。 ありがとう!プライスご夫妻。
こういうプライスご夫妻の想いにお答えするようなタイトルなんじゃないかな。
これだけは写真OK。 レプリカがロビーに展示されていた。 これも娘のお気に入りみたい。 明日が最終日、もう一回見たがっていた娘は今日も明日も仕事なので残念がっていた。
作品は緻密であったり大らかであったり、何と言っても美しい! 若冲だけでなくたくさんの画家の作品も展示されていて、プライスさんのセンスで集められた正にコレクションって感じの世界。 素晴らしかった
美術館で何気なく目についたチラシ・・・ あれだ! 何時だったかテレビで紹介されていたあれ! 観たいと思ったあれ、でも京都の清水寺に行かないと観れないはずのあれ! 来てるんですか?福島に!
という嬉しい情報を得て福島文化センターにも足を延ばした。 あれとは中島潔さんの襖絵、鰯がうよっと迫力満点に描かれているあの襖絵だ。
四部屋に四テーマの絵が襖いっぱいに描かれている。 清水寺にこの絵の襖?・・・ 古いお寺にはちょっと違和感あるような感じをわたしは持ってしまったけれど、そうじゃなくちゃんと意味が有って全然ミスマッチではないと言う事、清水寺は旧いだけじゃなんだなぁ。
写ってないが向かって左の方にもっと鰯が描かれていて天に向かって泳いでいる。 そこに意味が。
燃えるような鮮やかなもみじ! 色彩が素晴らしかった。
かぐや姫。 不思議に美しい世界っていうのかな。。
福島の美味しいものでも食べてこよ、と思ったら時間なくて結局食べたのは美術館に売りに来ていたパン屋さんのパンだけ。 お腹いっぱいとはいかなくても別のところがいっぱいになったからいい、また今度。