ニイハオ! 我的朋友!

中国留学生活を綴ったのがこのブログのはじまり
今は日々のこと旅のことなど徒然に・・
そして加わった乳がんカテ

アンドリュー・ワイエス展

2009-04-25 | ● 芸術 文化 映画 音楽 本
小さな小さな無人駅に降りた。
『美術館図書館前駅』 
              

駅からイメージしたわたしは、小さめのちょっとした美術館なのかな、なんて思いながら歩いて行くと・・
         素晴らしかった!!
  
この写真ではよく伝わらないと思うけど、実際はとても美しい美術館だった。
隣に県立図書館を併設。

広々とした敷地、後ろの山々の風景と建物が上手くマッチしていて静かなる美しさを醸し出している。
この光景が目の前に広がった瞬間、うわぁ・・・  と、心に清々しい空気を感じながら しばらく眺めてしまった。

ちょっと しょぼいかも、、 なんて一瞬でも思ってしまって失礼しました。
福島県民のみなさんに 失礼をお詫びしたい気持ち。 

   


さて、どうしてお隣の福島まで行ったかというと、5ヶ月近く楽しみに待っていた
『アンドリュー・ワイエス展』 を観るため。    ワイエス展

    

初めてワイエスを知ったのが、昨年12月に放送されたNHKの新日曜美術館を観てのこと。  
 ワイエスのアメリカ

テレビを通してじゃなくて 本物を観たいと凄く心惹かれる画家だった。
一見日常のひとコマにも思われる風景の中に、繊細な心の動きや深い感動のようなものが伝わる気がするワイエスの作品。
人物画の中にも 描かれる人の人生や生き方などが浮き上がってくるような、、、 そんな思いがしてくる。

ワイエスは自分の心に何かがクリックされた時 創作の意欲が掻き立てられて 描かないではいられない気持になると語っていたという。
今年一月 91歳で亡くなるまで、それは変わることがなかったという。
カチッとクリックされるスイッチは、色々な意味や色々な種の感動だったのではないだろうか。
上手く言えないけれど、心の奥の芯のようなところに響いてくる絵だった。
行ってよかったとホントに思わせてもらった。

       
    
    


そして行くのが、なぜ25日だったのか。
それは、講演会「心の風景が絵になるとき」 を聞きたかったから。

心の風景が絵になる・・・    心の風景を表現できるなんて素晴らしいな。
感動や心の動きを伝えたいと思っても、「観客一人(自分)の心の小劇場」 で もがくばかりのわたしには、とても興味深い演題だったし、心の風景をあんな絵にできるワイエスについても知りたかった。

    
       講演者が書いたブログ アンドリュー・ワイエス追悼


買ってきたポストカード。
欲しい絵が売っていなかったのは残念だったけど、ある中で気に入った三枚をもとめてきた。

    


  こころ満たされた一日だった。 



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