全壊した実家の新築が予定より二カ月程遅れながらも進んでいます。 予定では新年は新居で迎えられるはずでしたが、現状は中々厳しく年明けて二月頃にでも完成するのでしょうか。 両親はいつ完成か大工さんにはっきり聞いていないのでよく分かりません。 出来上がった時が完成の時という感じです。
先月、上棟式を行いました。
そういうものはしないのかと思っていたら、ほぼ本格的な建て前で、少しですが餅やお金もまきました。
目の前で少しづつ出来てくる家の明るい見通しに、耐えがたい仮設部屋での寒さも我慢できそうです。
父はわたしが子どもの頃からずっと、あまり家に居ませんでした。 もしかしたら結構居た時期もあったのかもしれませんが、わたしの印象と思い出の中では殆どいないといっていいくらいです。 そんな中、母の苦労は相当で、いつもひとりで耐えて頑張っている姿が思い出されます。
今回家を建てるにあたり、外壁の色は何色にしたらいいだろ? 茶の間の茶箪笥はお金ないからリサイクルショップで探してこよう とか、ふたりで車を走らせたりしているみたいです。 車いす移動の父と緑内障で殆ど視野が狭まっている母なので不自由はありますが、補い合って暮らしているようです。 両親が何かに向かってこんな共同作業(?)をしているのを見るのって(楽しいことで)、初めてかもしれない。
軒先に並んだ干し柿。 いつも通りです。
畑には母の育てた野菜が霜にあたりながらも、いきいき輝いていて。。
美しいなぁと思いました。
ふる里の朝と・・
ふる里の夕と。。
ふる里は、朝と夕とを静かに繰り返していました。