ニイハオ! 我的朋友!

中国留学生活を綴ったのがこのブログのはじまり
今は日々のこと旅のことなど徒然に・・
そして加わった乳がんカテ

今、『生きている』 そのことが、『頑張っている』 という証

2011-12-29 | 東日本大震災 from 仙台

今日から休みです。  頭の中の考えを文字にするのも、心の中を文字にするのも何か億劫でしばらく書き込みできずにいました。

このところ、大震災の振り返り番組のような特番が毎日のようにテレビで放映されています。 こちら(東北)で見られるのは、もしかしたら全国版より多いのかな。

既に何回も見ている津波の映像だったりするのに、当時の映像が流れてくるとつい見いってしまって、今日も掃除しようと思っていたところさっぱりはかどらない感じです。  始めのうちは何かやりながら見ていても、いつしか座り込んでテレビの前にという有様。

昨日職場で、「どうもお世話様でした、来年もよろしく!」 という挨拶がかわされていました。 なんか変な感じと言うか、実感がないというか・・・   わたしは前の日と同じ挨拶をしただけで帰ってきてしまいました。

 

地震後十日くらいに行われた気仙沼の階上中学校の卒業式風景がテレビから流れてきた時は、思わずまた涙でした。  その時語られた送辞 .....

自然の猛威の前には、人間の力はあまりにも無力で、わたくしたちから大切なものを、容赦なく奪っていきました。 天が与えた試練というには、むごすぎるものでした。 辛くて、悔しくてたまりません。 時計の針は、十四時四十六分を指したままです。 でも、時は確実に流れています。 生かされた者として、顔を上げ、常に思いやりの心を持ち、強く、正しく、たくましく生きていかなければなりません。 命の重さを知るには、大きすぎる代償でした。 しかし、苦境にあっても、天を恨まず、運命に耐え、助け合って生きていく事が、これからの、わたくしたちの使命です。

天を恨まず、運命に耐え、助け合って生きていく事が使命・・・

 

下の写真は先週(23日)女川に行ってきた時のものです。 前方の建物は病院。 

大きな瓦礫はもうなくなったものの殺伐とした風景が広がっていて、吹き付ける冷たい風さえ灰色に色づいているような感じが。   

        

 

昼頃付いた時は少し海が迫ってきているなと思ったら、帰る頃には風景が違っていて、初めて目にする光景に少し恐さを感じました。

       

震災後色々な写真集や本が出ています。 わたしも地元新聞社が発行した写真集を買いました。

それと本二冊。  本屋さんで見た時は、読みたいと思って買ったはずなの中々開けずにいた本・・・

こちらはもう少しで読み終えます。  ちょっとショッキングなタイトルですが、読んでよかったと思っています。

        

これはしばらく前に買ったまま、まだ読んでない一冊。  自分の心にききながら、ゆったりページを開こうと思っています。

                     

今年もあと二日。  あの震災からもうすぐ一年経ちそうなんて、不思議な感じです。  

みんな頑張りました。 物凄く頑張りました。  頑張らないと今日生きることも出来ない訳で。 

逆に言えば、今日生きているということ事態、頑張っているなんて自覚がなくても、ホントは相当頑張っていることなんだと思うのです。 

それぞれの頑張りを続けながら生きているんだと思います。

 

 

コメント