3737. 週明け^2

　本日も普通に仕事で、しかし通勤時に通過する大きな駅の近くで、いつもと違う曜日に街頭宣伝というか、いわゆる左翼系の人たちが集まっていたようです。家に帰って報道を見ても特に大きな事件はなさそうで、何事かな。
　西側報道ではウクライナ軍の攻勢が伝えられているので、それの関連か、または極東地域における私の知らない動きがあるのか。

　前項のアダマールの数学書は数値計算の立場から考えるとそれほど複雑なことを言っているのではないと思えてきました。ただし、それは電子計算機で具体的な計算、たとえば気象の数値予報とかを考えたらの話で、これを数学的に厳密に検討するのは私の想像の範囲でも難しいと思います。元は1932年の本なので、第一次世界大戦後のフランスです。工業化が進んで数値計算の需要は高まっていたはずです。機械技術は頂点に近づいていて、しかし、電子計算機の登場はまだまだ先の話。真空管は実用化されていて、電子工学は一定の水準に達していたはずです。
　ううむ、巻末の解説は数学的な範囲に徹していて、この手の世俗との関係が書かれていません。物理学では相対性理論と量子力学が出てきて、素粒子の存在が確実となり、数学は数学で実用方向では線形代数が確立する時期で、理論的にはガロア理論と微積分(解析学)との融和点が模索されていた、はずです。