ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

基地を無くすれば犯罪も無くなる

2008-03-23 | 政治
沖縄の米兵の犯罪が沖縄の人々を苦しめているという現実や意見に対して、ネット右翼と称されるような人々がネット上で、聞くに堪えないようなことを書いている。週刊新潮というゴロツキ週刊誌が米兵にレイプされた少女に誹謗を加えたり、ネット上では被害者を中傷して、とうとう被害者をして被害届を撤回させてしまった。まさに言論によって二重にレイプされたといえるだろう。

 そしてさらに彼らの主張は、沖縄県人による犯罪率よりも米兵の犯罪率の方が低いのだから、怖いのは米兵ではなくて沖縄人だとさえ言う。彼らはなぜそれほどまでにアメリカの肩を持ちたいのだろうか。たしかに犯罪率を並べると同じ人口に比較して犯罪者の数は米兵よりも沖縄県民の方が高いようだ。しかし、米兵の基地内の犯罪は勘定に入れられていない。米兵の犯罪が起こる確率は人数ではなくて基地外へ出ることのできる時間(一日2時間)に対応しているのだから、沖縄県人と米兵の犯罪率を人口比で求めるのはおかしいことになる。

 それよりも問題なのは、米兵の犯罪は沖縄県人の犯罪と比較しても意味がないと言うことなのだ。比較するなら、沖縄に基地がない場合と比較するべきだ。沖縄に基地がないと、米兵の犯罪はゼロになる。だからアメリカの基地を沖縄から、そして日本から、なくすことが必要なのだ。沖縄は、そして日本は、沖縄県人や日本人の犯罪だけで十分だ。米兵の犯罪を受け入れたくはない。比較する相手を間違えてはいけない。
 先週に続いて今日も九州へやってきた。佐賀県吉野ヶ里遺跡は雨に煙っていた。縄文の昔にも春は雨に煙っていただろうか?