ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

米軍は良いことは何もしてくれない

2008-03-21 | 政治
タクシーの運転手が包丁で首から胸にかけて刺されて殺された。米軍基地の町、横須賀で。どうやら米軍兵士のしわざらしい。沖縄での米兵の犯罪はこのところ立て続けに起きているし、米兵の凶悪犯罪は後を絶たない。なぜ米兵による犯罪が続いているかは、先日のブログにも書いたように、毎日人を殺すことだけを教え込まれている海兵隊の兵士が、その気持ちを基地の中において外出できるはずがないからだ。人間を人間と思わない精神構造を作らないと兵士として失格とされる。そして町に出て周りにいるものは「人間」ではない。殺してもけっして基地の中では悪いとは言われない。それで犯罪が起きない方が不思議だ。

 では、どうやればこのような犯罪が無くなるか。これは米軍基地が日本にあることが根本原因である。やはり日本から米軍基地をなくすことがどうしても必要だ。日米安保条約はアメリカが日本に基地を持つことを認め、その代わりに日本有事の際はアメリカが日本を守るということになっている。そして日米安保体制のもとで、もはや60年近い。その間に日本はアメリカに基地を提供し続け、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、第二次湾岸戦争とアメリカの戦争に協力し続けてきた。また、「思いやり予算」とかで毎年何千億円もの金を基地の維持に出してきた。そしてその見返りがジェット機の墜落事故による民間人の犠牲者だったり、性犯罪だったり、殺人だったりする。一度として日本の安全のために米軍が働いてくれたことなんかない。

 米軍が日本にいることが日本の安全を保証しているという議論もある。しかし、第二次世界大戦後の日本を侵略しようとした国があっただろうか。アメリカ以外に。朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)のミサイルが日本を標的にしているからアメリカ軍による迎撃態勢が必要だという人もいるらしいが、本気でそんなことを考えているとしたら、科学技術や軍事技術をまったく知らない人だろう。政治家もそんなことが出来るはずがないことを知っていながら軍拡に利用するために北朝鮮の脅威などという有りもしない話をでっち上げている。米軍などいなくても何も日本は困らない。いない方が日本はもっと豊かな国、安全な国になれる。困るのは米軍がいることによって儲けている軍事産業とそれからリベートをもらっている政治家だけなのだ。

 アメリカさんよ。日本から出て行ってくれ。早ければ早いほど良い。
明日から桜が咲き始めるらしい。梅から桜へ季節は確実に変わりつつある。花見はどこへ行こうか。