感想です
原題『Unintended Consequences』
意図しない結果、予期せぬ結末、などなど・・・・そんな意味。
一見、どうでしょ?地味ですが・・・・
私は、SVUの良さが出ているエピだと思いましたがね。
その理由は、視点が母親なんですよね。
薬物依存症の娘を持つ母親の視点。
犠牲者となったナタリーの両親。
母親は、ナタリーの遺体との対面時に
夫(父親)から、ちょっと止められていましたは
見るのは親の責任だ風に・・・・見届ける決意で。
また刑事さんズとのやり取りの中でも
「最低の母親。娘を依存症にした」と自虐発言。
まぁコレは、世間の視線を受けて、もありますがね。
これが繰り返させる。
施設の教育係のローズマリーからも。
ローズマリーも、娘アニーを依存症で亡くしている。
ローズマリーも言っています。
「人々の視線を覚えているわ・・・“なぜ娘をあんな目に?”・・・」
ローズマリーは、施設入所者の少女たちに真摯に向き合い
なんとか力になりたい、と思っているのは、読み取れます。
だから、ラストの結果につながる・・・・
依存症の少女たちを食い物にした所長に、手を下す。
同時に、それは母親たる自分をも食い物にしていたのだ、と。
その悔しさ、惨さ、情けなさ・・・・それが殺意になるのは当然。
加えて・・・・ノアの祖母シーラ。
ノアの母親=シーラの娘、エリー。
エリーも薬物依存症で、身内はいないと言っていた。
自分の母親も死んだと・・・・
シーラも、ベンソンに話す。エリーのことを。
仲良し母娘だった・・・・なのにどうして・・・・
このように3人もの母親は話すのですから・・・強力です!(笑)
ナタリーをはじめとする依存症の少女たちのことよりも
母親の心情を描こうとしている、と思いました。
だからある意味ぶれない・・・・
加えて娘たち死亡しているので、
これまた母親の心情に横槍が入らない・・・・だからぶれない。
シンプルな描き方ですが
その分、伝わるものが大きいかと思います。
所長のバークリーをどうしたものか?と
バーバが、組織犯罪などと・・・・マッコイの常套手段を(笑)
しかし結果は、もっとシンプルでストレート。
母親たちの無念を晴らす手段としては、適しているかと。
しかし、気持ちは晴れない。
見ている方も、そうだと思います。
気が晴れるのは、一瞬だけ。
このように弱者を食い物にしようとする奴らは、後を絶たない。
だから・・・・視聴後の気持ちは・・・かなり暗い。
ローズマリーの表情も、「やり遂げた」という表情ではない。
もちろん、娘のアニーが、この施設にいたか?は不明ですしね。
でも、そういう少女たちを食い物にしていたとして
バークリーを殺害した・・・・は納得できますが。
しかしロースマリーの表情は疲れ切り、そして絶望している。
自分のやってきたことの虚しさ。
母親としての悔しさ、無念さ。
そして・・・・・ひとり殺しても何もならない=幾らでも悪党はいる
という絶望・・・・
ベンソンのプライベート話も、巧く絡ませて。
この位なら・・・・今回は許そう、と(偉そうに・笑)
事件をメインにしているように思えたので、それもGoodの要因かな。
地味ですが、SVUらしく良質のエピだったと思います。
原題『Unintended Consequences』
意図しない結果、予期せぬ結末、などなど・・・・そんな意味。
一見、どうでしょ?地味ですが・・・・
私は、SVUの良さが出ているエピだと思いましたがね。
その理由は、視点が母親なんですよね。
薬物依存症の娘を持つ母親の視点。
犠牲者となったナタリーの両親。
母親は、ナタリーの遺体との対面時に
夫(父親)から、ちょっと止められていましたは
見るのは親の責任だ風に・・・・見届ける決意で。
また刑事さんズとのやり取りの中でも
「最低の母親。娘を依存症にした」と自虐発言。
まぁコレは、世間の視線を受けて、もありますがね。
これが繰り返させる。
施設の教育係のローズマリーからも。
ローズマリーも、娘アニーを依存症で亡くしている。
ローズマリーも言っています。
「人々の視線を覚えているわ・・・“なぜ娘をあんな目に?”・・・」
ローズマリーは、施設入所者の少女たちに真摯に向き合い
なんとか力になりたい、と思っているのは、読み取れます。
だから、ラストの結果につながる・・・・
依存症の少女たちを食い物にした所長に、手を下す。
同時に、それは母親たる自分をも食い物にしていたのだ、と。
その悔しさ、惨さ、情けなさ・・・・それが殺意になるのは当然。
加えて・・・・ノアの祖母シーラ。
ノアの母親=シーラの娘、エリー。
エリーも薬物依存症で、身内はいないと言っていた。
自分の母親も死んだと・・・・
シーラも、ベンソンに話す。エリーのことを。
仲良し母娘だった・・・・なのにどうして・・・・
このように3人もの母親は話すのですから・・・強力です!(笑)
ナタリーをはじめとする依存症の少女たちのことよりも
母親の心情を描こうとしている、と思いました。
だからある意味ぶれない・・・・
加えて娘たち死亡しているので、
これまた母親の心情に横槍が入らない・・・・だからぶれない。
シンプルな描き方ですが
その分、伝わるものが大きいかと思います。
所長のバークリーをどうしたものか?と
バーバが、組織犯罪などと・・・・マッコイの常套手段を(笑)
しかし結果は、もっとシンプルでストレート。
母親たちの無念を晴らす手段としては、適しているかと。
しかし、気持ちは晴れない。
見ている方も、そうだと思います。
気が晴れるのは、一瞬だけ。
このように弱者を食い物にしようとする奴らは、後を絶たない。
だから・・・・視聴後の気持ちは・・・かなり暗い。
ローズマリーの表情も、「やり遂げた」という表情ではない。
もちろん、娘のアニーが、この施設にいたか?は不明ですしね。
でも、そういう少女たちを食い物にしていたとして
バークリーを殺害した・・・・は納得できますが。
しかしロースマリーの表情は疲れ切り、そして絶望している。
自分のやってきたことの虚しさ。
母親としての悔しさ、無念さ。
そして・・・・・ひとり殺しても何もならない=幾らでも悪党はいる
という絶望・・・・
ベンソンのプライベート話も、巧く絡ませて。
この位なら・・・・今回は許そう、と(偉そうに・笑)
事件をメインにしているように思えたので、それもGoodの要因かな。
地味ですが、SVUらしく良質のエピだったと思います。