透明的色彩

2012-12-23 | 日記

            

雪降ろしの途中、屋根の上から巣守神社の杜を撮る。今日は天気がよかったから、ロウドウしていても、気持ちいいロウドウであった。今期一回目の 「 雪掘り 」 ( この土地では、雪降ろしのことをそう言う ) であった。周り近所では既に2回も 「 掘った 」 ( 「 雪掘りをした 」 という、この土地の言葉 ) という。スカイブルーとスノーホワイトがとても清潔なコントラストであった。透明感ある色彩の世界に包まれてのロウドウは辛くなく、むしろ爽快感すら感じるのである。いい汗をかいた一日であった。こういう風景をスプリン ( 憂愁 ) とアンニュイ ( 悲嘆 ) の都会詩人・ボードレールに見せてやりたかった、と何故か唐突に思う。

       

「 雪掘り 」 後の家。重荷を降ろされて清清した感じである。背後には標高578mの桑代山がドッシリ控えている。

 


冬のオボロ月

2012-12-21 | 日記

                        

                          室内から見た冬の月。

窓を開けると、12月の冷気がながれ込んできた。寒い夜である。狭い雲の切れ間から月が出ていた。冬の月は一個の氷塊であった。今日は一日曇り空で、雪が降らなかったから、降らない日は何でも許せる気分である。今日は冬至、明日からだんだんダンダンと日が長くなる。

 


『 荒地の恋 』

2012-12-20 | 日記

             

先日、東京の友人から届いた小説である。 『 荒地の恋 』 とは荒れ果てた土地のことではなくて、かつて日本の詩壇には 「 荒地 」 というグループがあった。この本の主人公は、20年前に逝った、 「 荒地 」 の詩人・北村太郎である。タローの恋の物語である。

 


鳥篭ランプ

2012-12-19 | 日記

            

いつからか、骨組みのあるものを和紙で包んでランプにしてみたい、という気持ちが沸々と湧いてきたことがある。このランプもその当時製作したものである。和紙の経年変化が、灯りを一層懐かしくしてくれる。