雪の光

2012-12-02 | 日記

         

昨日の雪で窓から見える白い風景。朝の太陽が当たって全てが輝いているようだ。遥か丘の上のバルコンに見え隠れするのは、雪の光を纏ういずこの国の美しい妃である。

今日はずっと天気が良かったので、午後にはもう雪は大分融けてしまった。その午後の村の路上ですれ違った珍しくおシャレした近所の男が 「 これからカラオケ大会があるから、来ないか? 」 と言う。 「 スターは誰か来るの? 」 「 スターは俺だよ 」 。気持ちのいい冬晴れの日であった。また、やはりその路上のコンクリートの電柱に、そよ風にさえ今にでも飛び散りそうな張り紙が一枚。 “ 花嫁募集中、容貌十人並以上にして愛情豊潤、仏蘭西語、ピアノ、ダンスを能くし… ” 。山間の集落の一日は何事もなく、静かに暮れて行く。