透明的色彩

2012-12-23 | 日記

            

雪降ろしの途中、屋根の上から巣守神社の杜を撮る。今日は天気がよかったから、ロウドウしていても、気持ちいいロウドウであった。今期一回目の 「 雪掘り 」 ( この土地では、雪降ろしのことをそう言う ) であった。周り近所では既に2回も 「 掘った 」 ( 「 雪掘りをした 」 という、この土地の言葉 ) という。スカイブルーとスノーホワイトがとても清潔なコントラストであった。透明感ある色彩の世界に包まれてのロウドウは辛くなく、むしろ爽快感すら感じるのである。いい汗をかいた一日であった。こういう風景をスプリン ( 憂愁 ) とアンニュイ ( 悲嘆 ) の都会詩人・ボードレールに見せてやりたかった、と何故か唐突に思う。

       

「 雪掘り 」 後の家。重荷を降ろされて清清した感じである。背後には標高578mの桑代山がドッシリ控えている。