みみずくの夕焼け

2010-09-25 | 日記
木菟、みみずくと読むが、この夕焼けの空には木菟が似合いそうだ。理由は何もないけど、大きな瞳を持つ夜の鳥が一羽、夕焼け空を滑空する情景はドキドキする。伝説に MAX ERNST ( 1891-1976 ) の怪鳥ロプロプは満月の夜の、山の端に横向きに巨大出現するのだった。チュウシュウのメイゲツのエルンストのロプロプのミミズクのメタモルフォーゼ。

  影絵の中で君の瞳だけが光っている
  やがて瞳は満月の残闕を孕むだろう

木菟と夕焼けのモチーフは非日常の世界をもたらしてくれそうだ。現実の世界なのに非常にシュールな世界を孕んでいるのだ。そう言えばこんな意味のことを先回書いたような気がする。

シルエットは立体を平面化する癖がある、地球も夕暮れ時には平面を夢見るのだった。僕等は余りに立体である、せめて秋の夕暮れには世界が平面であることを願う。


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