朝の時間

2015-06-21 | 日記

       

今朝は早くに画廊の方が見えて、今度のコレクション展の案内状の原稿を最終校正した。帰られた後、ちょうどNHK・TVの「新日曜美術館」が始って、サントリー美術館での、尾形乾山(1663-1743)の展覧会を紹介していた。乾山のモダン・デザインに秘められているのは、人生を楽しみ、人と共に遊び喜ぶ、ということなのだろう。実にその色彩と造形はTVに映し出された作品を見ても、もっとも佐藤オオキ氏(1977生)の解説が興味を引いたからかも知れないが、遊ぶが伝わってくるようだった。

写真は、先日ちょっと立ち寄った古着屋さんのお店で見つけたもので、欠けた縁が金泥で継いであったから余計に魅力的に見えたので、また値段も大盛チャーシュー麺だったから、家に持ってきたのだった。火の鳥のような少し惚けたような染付けの四羽の鳥がアルプス越えのように飛んでいるのが面白い白い磁器である。これに琥珀の珈琲を淹れて、乾山の朝の時間が過ぎてゆく。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿