無題三句

2014-01-27 | 日記

夜の閑寂に熱い珈琲をすすり、窓の外に星明りの雪山をながめる。軒の氷柱が数本、遠く近くの白い屋根々々に突き刺さる。 『 雨の慕情 』 を聴きながら、いまだ夜は深からず。      

      雪明り少し苦しきデスタンス

      ものの情わきまえざるに星は冬

      母の髪僕の髪にも雪は降る