京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

荒戸石。

2014-03-13 23:07:44 | 道具箱
荒戸石。

先日は奴の誕生日。おこぼれの赤飯をもらってきた。

それを記念してと言う訳でもありませんが砥石買ってきました。もちろん京都の砥石屋さんで。

今回買ってきたのはゴリゴリとおろせる荒砥石。この砥石鑢と同じかそれ以上の性能。

この砥石の良い所は鑢を掛けると鋼の部分が滑るのですがこれだと刃先まで綺麗におろせます。金剛砥石はすぐに目詰まりを起こすのですが80番と220番のこの砥石は目詰まりがありません。

一番上のマーブル砥石も非常に使いやすいタイプで荒砥と中砥の間に使います。

もちろん平面を出す為に3枚擦りが一番。だから砥石は何時も3枚セットで買うように心がけています。

この2枚はおまけ。これも良くおろしてくれそうです。

少し暖かくなってきたので研ぐのが楽しみになってきています。

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何時になったら。

2014-03-10 22:30:16 | Weblog
何時になったら。

暖かくなるのが待ち遠しい季節ですね。

朝は天気が良いのに冷え込みました。と言っている内に北の方から雪雲がやってきて。

窓がら外を見ると猛吹雪になっていました。

夜は時間があったので久しぶりの食事。

お腹が減ったの連続です。

お腹いっぱいになるまで食べて。先日の初削りに手伝いにきてくれたお礼です。

野暮話に花が咲き。気がつけばすっかり遅くなっていました。

春はもうすぐ明日もがんばりましょう。

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今日も緊急出動。

2014-03-07 23:40:55 | 道具箱
今日も緊急出動。

朝一に作業場から北山をみると真っ白に光っていました。寒い一日の始まりで。

ガレージ前も土が凍って真っ白になっています。

向こう側に見えるグミの木もなんだか枯れてきているみたいで私が生きている間には物になりそうにありません。

そうこうしている間に緊急の電話があり見に行くと天井から水漏れしています。

配管の保温に伝って水が漏れていたのです。

保温を剥がしてたどっていくとここの継ぎ目で漏れているようです。

今日は学校を使っているので明日の工事になりました。明日の朝からがんばります。

家に帰ると横山鉋さんから鉋が届いていました。この鉋とても焼きが固いそうです。で質問してみました。そんなに固くすると刃こぼれしないですか?とすると横山氏曰く固いと脆いは別物だとのことです。そんな器用なことができるのですか?と訪ねるとそれをできるのが鍛冶屋だそうです。楽しみに使わせていただきます。

それともう一枚スェーデン鋼の鉋刃が入れてありました。これも使うのが楽しみな鉋になりそうです。

今日は寒くて疲れましたので夜はクラプトン聞いて和んでいます。

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何時になったら・・・・・。

2014-03-07 00:12:52 | 道具箱
何時になったら・・・・・。

もう春やて言うのに。朝新聞を取りに出たらこんな天気ですわ。

おーさむ。なんて思いながら暖まって作業場から北を見るともういけません。すぐにぴしゃりと窓を閉めて

作業してました。昼になっても外を見たら雪です。

そんな事をしていると緊急電話が掛かってきました。何時もお世話になっている学校からです。「扉が閉まらない」授業が終わるのを待って出動です。行って見ると鍵の金具がどうしたのかぐにゃりと曲がっていました。

来週には休みにはいるので全室鍵の取り替え工事に入ります。

作業場に帰って又作業続けています。今日はこんな鋸を使いました。ザクザク切るにはなかなか便利です。小僧の頃はこんな形の鋸で足場丸太を切っていたような木がします。

そして鑿と鉋研ぎました。使った砥石は天然あっ天然は余計でした。蟷螂様。奥殿の巣板。プロフェッサーお勧めでこの色の奥殿巣板は貴重らしいです。

研いだ鉋は五徳。これが調子良いと仕事が捗ります。

そして1寸の叩き。

職人なのでしょうか研ぎをすると何故かワクワクと胸騒ぎするのは私だけでしょうか?

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砥石の手入れ。

2014-03-05 20:57:03 | 道具箱
砥石の手入れ。

二日前はこんなに良い天気だったのに昨日から雨になってしまいました。それも寒い一日です。

話は飛びますが道具の手入れは大事な事です。しばらく使っていなかった砥石を使おうと出してみると何と欠けているではないですか。黒線の中です。

角が欠けていたのなら雑に使っていたとも考えられるのですが角ではなくうちの方です。

こうなるとキズが無くなるまですり下ろさなくてはなりません。左官屋さんからもらってきた圭砂(けいしゃ)ゲイシャではありませんよ。その圭砂をつかって荒擂りします。こんな砂です。

ベースは手軽なブロックの上でゴシゴシ。

そして右から順番に400番・1200番・2000番とならしていって次は京都特産の青砥最後は仕上げ砥石と同じ位の砥石で共擂り。これってかなり重労働です。

透かしてみるとこんな感じ。

最近ある人の影響で天然砥石に嵌っています。

ちなみにこの砥石は奥戸の巣板。硬い奴です。

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普通の鉋+良い砥石

2014-03-03 23:53:46 | 道具箱
普通の鉋+良い砥石

初削りの日に持っていった鉋です。刃はびっくりするほど低価格でした。

当日は台が打ち上がって間がなかったので刃口が狭くて屑が詰まってしまいました。
翌日刃口を広げてみました。

一気に調子は良くなり気持ちの良い削りが出来ました。


この鉋のデザインが気に入っているのです。

台は堀場さん特製。

調子を上げていくと段々と薄くなってきました。プロフェッサーに言わせるとこれではほんとうの良い艶には仕上がらないのだそうです。もっと薄く仕上げなさい。と言われています。

この艶なら私には上出来なのですが。

というのはこんかいの研ぎはパウダーではなく古奥戸の巣板。なかなか硬い石です。でも良く研げると言うのではなく良い刃が着く砥石なのです。

それと今回はプロフエッサーから砥石の仕立てを少し習いましたのでうまく研げたのでしょう。何だか急に天然砥石で研ぐのが楽しくなってきました。やはり良い物と良い手入れが決め手になるのでしょう。

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鑿の刃角。

2014-03-01 21:56:02 | 道具箱
鑿の刃角。

最近小さな現場ですが刻みをしています。そこで調子よく働いてほしいのが鋸と鑿。今日はその鑿について。

初削りで学んできたのですが鑿の刃角は27°~28°が良いというのを聞いてきました。私は29°~30゜位で使っていたのです。

確かにこの角度ですと玄翁でたたいて臍穴を掘って行くと鈍角なので鑿の先が入っていかないのです。

入っていかないので強く叩くと据え方が悪いのかもしれませんが柄がはじけてしまうのです。

しかし、30°位にしておかないと鍛冶屋さんに先が持たないと嫌がられるのです。

一度試しに27°に研いでみました。なるほどよく入っていきます。特に叩き鑿は

こうなると使いやすいのは27°位。

何とか耐えてくれればいいのですが。

刃角の鋭さと零れ・欠けは比例するみたいです。ここは鍛冶屋さんの腕の見せ所かもしれません。

先日の谷さんの鑿はよく切れてましたよね。

あの鑿誰が作られたのでしょう?

早く体調を整えたいのでニンニク入りのケチャプ飯が夕食でした。

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