京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

大工になってよかった。

2022-01-25 09:12:41 | 道具箱
大工になってよかった。子供の頃工事現場で見ていた手道具を使って作業をしている職人さんを最近は見かけることが少なくなってしまった。
釘を打つのは金槌ではなく釘打ち機、鉋掛けはプレーナー、鋸は電動丸鋸、ほぞ穴を掘る鑿は電動角鑿ほとんどの物が電動工具に変わり今までの手道具は片隅へ。
木を見てその木が持っている捻れや反りなどの癖を感じ取って仕事を進めることが少なくなり機械が頼りになっています。これが親方が言っていた「腕が鈍る」と言うことでしょう。
これも利口な価格で抑えたいお施主さんの懐具合を仕方がないのかも知れません。それとも職人自身が楽に出来ることに甘えているのでしょうか?こんな事を考えながら休みの日にはお気に入りの手道具の手入れ。私が現場で働き続ける職人である限り手道具達が出番を待っていると思うとワクワクの毎日が続きます。
にほんブログ村 住まいブログ 大工・職人へにほんブログ村

ホームページはこちらから

最新の画像もっと見る

97 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (みんなのプロフィール)
2005-07-12 20:55:15
ブログ開設おめでとうございます!

アクセス数を上げるために当コミュニティサイトに登録しませんか?
http://profile.zmapple.com/cgi-bin/profile.cgi
より多くのひとに貴方のブログを見てもらえます。

参加するにはこちらからが便利です
http://profile.zmapple.com/cgi-bin/profile.cgi?mode=edit&title=%8B%9E%93s%81E%92%AC%89%C6%81E%91%E5%8DH%82%CD%82%F1%82%C8%82%E8%93%FA%8BL&address=http%3A%2F%2Fblog%2Egoo%2Ene%2Ejp%2Fariari_1946%2F


お問い合わせはコチラから
http://profile.zmapple.com/cgi-bin/fmail/cmfmail.cgi
返信する
素晴らしい! (新華の親父)
2006-02-23 21:59:50
 はじめまして!私も建築関連のブログを開設しております!本当に現代は機械が無くては仕事にならない、手間にならないと言った時代です!我社もいかに新しい機械を導入し使いこなすかと言った大工工事になっております!しかし本当の日本建築、伝統、文化を守るためには鉋や手鋸、のみ等を使いこなせる人材が残らなくてはいけませんね!

 又来ます!これから宜しく!

               新華の親父
返信する
ご無沙汰しております。 (兎月院)
2006-03-27 23:29:22
腰の方もだいぶ良くなり、リハビリ程度に仕事に復帰致しました。仕事の打合せで鹿児島に車で行って参りました。帰り(3/25)の夜京都に泊まり、26の朝に三十三間堂を拝観して帰路につきました。ちょうどTさんの事を思い出して一緒に行った先生方と話をしていたところでした。鉋の件は別にメール致しますね。
返信する
Unknown (店番社長)
2006-06-21 16:50:29
ふとしたことからブログを拝見いたしました。

京都の近くに、そうした「ちゃんとした大工さん」が居られることを非常に嬉しくおもいました。

ちょくちょく見させて頂きますので、よろしくお願いいたします。



私は先斗町で小さな雑貨屋をしております。

町家暮らしっていうブログを書いています。いろいろお教えください。

http://usanopyonkiti-esakai.cocolog-nifty.com/atelierkplanning/
返信する
職人は負けない! (会津の鋸鍛冶屋)
2006-09-12 11:16:49
御案内頂き,拝見しました。

時間を作っては大工職の友人の現場に出向きます。

午後の一服時を狙って。

多種の職人さんとコミュニケ―ションを諮る目的で。

替え刃式鋸が出たのは,もう かなり前。

各地の鋸鍛冶が大きな影響を受け,廃業が続きました。

諦め間でいっぱいの状況でした。

その後暫くして,鉋に替え刃が出来たときは

ビックリしましたが,ややあって鑿にまで替え刃が出たときは「職人はどうなる?」の思いがよぎりました。

研ぐ必要がなくなってしまうんじゃないか?

ーーそのとおりでした。

友人が言うには「若いもんは研げないよ。必要が無いからーー」。

胸の中にある 色々な思いを感じました。

家屋の建築方法も様変わりしている中,従来の方法での建築現場を目にすると ホットするのは私だけでしょうか。

 この状況に中,hpに鋸紹介をアップしたところ各地の職人さんからアクセスがあり,励ましや同じ思いを伺えたり,お買い上げ頂くようになり,気持ちがすっきりし,この所は仕事場に入るのに足が軽くなっています。

「まだまだ職人が居るんだ」「良い道具を欲する人が居るんだ」など

このブログを見ても確信できます。

勇気が出ます。

職人よ 負けるな!



時々 読ませて頂きます

有難う御座いました
返信する
会津の鋸鍛冶屋さん (Unknown)
2006-09-16 20:39:56
替え刃を使うのも悪くは無いと思います。しかし手作りで出来た刃物はどこか共通の切れる音がします。サクサクと切れる音を愉しみながらの仕事も良い物です。

一度良い道具を手にした物は価格で押さえられていてもやはり忘れることはないと思います。ただ怖いのは元の手作りの物を手に入れようとするともう無いことが最近特に多くなってきました。人生で大半を仕事と接して行くのですから愉しまなくては損した気分になります。

まだまだ職人はいますよ。

期待しています。会津の鋸鍛冶屋さん
返信する
Unknown (かわせみ)
2007-07-14 23:43:55
いろいろ検索していてブログを拝見いたしました。
わたしも手道具が好きでいろいろ集めています。

本職ではないので、わからないことばかりです。
いろいろお教えください。
返信する
私も拝見させて貰っています。 (Unknown)
2007-07-16 15:48:09
私もかわせみさんのブログ拝見させて貰っています。

黒染めとか刃を研ぐ冶具の解説などは興味深く私もやってみたくなりました。

削りは本職顔負けですよ。
返信する
お邪魔いたします。 (箱屋)
2007-09-18 22:09:00
はぁ~ため息が出るほどしびれるブログですねぇ。

私は愛知県で工務店を自営し始めた若輩者ですが、美しい道具や工法の数々にウットリです。

私も住宅に関するブログを書いているのですが、ブックマークさせていただいてよろしいでしょうか?
内容は足元にも及びませんが、職人フェチ(笑)の私としてはすごいブログを見付けたっ!ととても興奮しております。

これからも拝見させていただきますのでよろしくお願いいたします。
返信する
ありがとうございます。 (Unknown)
2007-09-18 22:55:12
仕事しか趣味のない人間ですからもう少し器用に生きられればいいのですが、だだ毎日の仕事は楽しくてたまりません。
良かったらいつでもどうぞお待ちしております。
返信する

コメントを投稿