やはり艶はでた。
先日の艶に関する続きです。
仕上げを8000番から6000番に換えても艶は出るのです。
条件もご覧の気温と湿度の中削ってみました。
使った鉋刃蝦蟇仙人(作者は解りません。)材は桧削り易くもなく削りにくくもなくでカリカリに乾燥しています。
どうやら以前から伝わっているように刃先は細かければ細かい方が良いと言われているのに少し疑問が出てきました。
番手を6000番にして削っても屑だまりには全く粉が付いていません。
WAの粉を使うのは粒度をきちんと見極めるために使っています。
但し今回感じたのは前回と材も違いますが少し挽きが重くなるのを感じました。
でも何故か艶はしっかりとあるのです。
粉で仕上げるなんて王道を極める方から見てみると邪道に見えるでしょう。
でも綺麗に仕上がる事は確かです。
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先日の艶に関する続きです。
仕上げを8000番から6000番に換えても艶は出るのです。
条件もご覧の気温と湿度の中削ってみました。
使った鉋刃蝦蟇仙人(作者は解りません。)材は桧削り易くもなく削りにくくもなくでカリカリに乾燥しています。
どうやら以前から伝わっているように刃先は細かければ細かい方が良いと言われているのに少し疑問が出てきました。
番手を6000番にして削っても屑だまりには全く粉が付いていません。
WAの粉を使うのは粒度をきちんと見極めるために使っています。
但し今回感じたのは前回と材も違いますが少し挽きが重くなるのを感じました。
でも何故か艶はしっかりとあるのです。
粉で仕上げるなんて王道を極める方から見てみると邪道に見えるでしょう。
でも綺麗に仕上がる事は確かです。
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昨年、こんな記事を書きました、よろしければご覧下さい。
http://seisakunohibi.blog.so-net.ne.jp/2010-12-10
国本貴文 様
気が付かれてからの展開が早く
研ぎに対する概念も変わられたと思います。
やったネ。
是非、その先の研ぎも極めてください。
楽しみですね。
先のはんなり様の件も絡めて書き出してみます。
ただ微粒子にしただけでは刃物研ぎ用研磨砥粒としては理想的には機能しないと思います。
~20nmの超微細粒子を0.2~0.5μm程度にバインダ-なしで、砥粒内部にたくさんの空隙を存在させた粒子を、凝集した使い捨ての凝集砥粒研磨フィルムの作製します。
精密に平面研磨された厚いガラス板にフィルムを、水張りして仮想的に平面を得ます。
(この方法だと、三面擦り合わせなどによる精度の確認が少なくてすみます。)
十分に下研ぎが終わって付着したものを除去後、スラリ-液を一滴垂らして研ぎ始めます。
使用する粒子径が超微細なので、微小に摩耗していくに従い
下りた金属粒子と供に平坦化しますが、目詰まりが発生し易いと
抵抗が増し研磨能力も低下します。
使用する砥粒の選択と構造などノウハウが必要になります。
このミクロの領域で刃先最先端の研面を平滑に平面精度を極限まで極めるには、
軽負荷で 長時間精度を落とさずに磨くことと思います。
噛んで含めるように本当のノウハウを、教えて下さるメーカ-も
研磨業者の方も知りません。
この分野での現場の技術は、ノウハウの塊で機密も多く
分かっていない現象もあります。
ミクロの領域で日々研磨されている数ミクロンの凹凸を、
指で触っても分かるような職人の技を、盗むことが
刃物研磨に応用するひとつの早道でした。
精度は落ちますが、これも簡易的な手研ぎの方法です。
下研ぎで、砥痕の下目を20000~30000番フラットに揃えてから
仕上げに平面精度の出ている適当な多孔質系の高分子シ-トに、
WAのスラリ-研磨液を一滴垂らして刃先の最先端を研ぎ込みます。
上手な方は、髪の毛をけさがけ?するのではなく手にした髪の断面を、
縦と輪切りするような縦切と横切が、短時間の研ぎで切れるようになります。
要は刃先最先端がミクロの領域で尖っていれば、超微細な「ぬた刃」でも
滑らずによく切れるということです。
究極の切味だけを求めるのであれば、高価なダイヤやサファイヤ製の刃もあります。
試されたことありますか。
地方では特に天然砥石の専門店が、少ないので苦労されると思います。
天然砥石は、一番良質の東門の砥石(中山戸前、奥殿巣板、尾崎)が
産出されていた頃、当時一番の目利きで財力のある東京の砥石屋が、
大分買われていたと聞きます。
まだ地下の倉庫に眠っているのかな。
天然の砥石屋さんは、良いものだけを先に売り続ければ、
先の商売は成り立たなくなります。
購入するのも苦労しますが、天然資源ですから仕方がない時もあります。
長切れの件は、刃先最先端が熱摩耗して欠損していく耐久性のことだと考えますが、
真実が書けない位に鍛冶屋さんに違いがありましたね。
また、刃先最先端が熱摩耗していく形状と速度が、
木材とのあたり方により艶も変わったり
硬度は少し低いですが、材中切れ込みよく摩耗しながら長切れする
そんな刃物もありましたね。
唯、単に甘切れするのではないんですね。
がむしゃらに 悶々として苦しくても技を追い求めている時が、
その都度一番楽しい時間だと思います。
まだ、自分も道は長そうです。
失礼します。
この場を勝手に使うこと、お許し下さい。
やったネ。 を書かれた(大工)様
ぜひとも、直接メールをいただけると光栄です。
アドレスは
kunimoto-t@lime.plala.or.jp です。
よろしくどうぞ。
参考資料の山でした。
何度もじっくりと読ませて頂きます。
国本さんの事とは知らず京都のY氏からは何度もお話しを聴かせて貰っていました。先日確認をしました所その人本人ですよ。と教えて頂いてびっくりよりやはりそうでしたかと言う感じになってしまいました。
メールで質問させて頂きます。その時はよろしくお願いします。
大工様
何時も役に立つコメントで感謝しています。
恥ずかしいですが一歩でも近づきたいというのが本音です。