先月の22日、近くのグループホームに入居したふねさん(♀)。今はこんな時期ですから、なかなか面会ができません。どんな顔をしてどんな様子で暮らしているのか、気になっていました。「ガラス越しに会うことはできますよ」と言われて、「それはもしかして!外の窓から?」と訊いてみると(1階の平屋建てなので想像がつきました)、そうだとのこと。。施設の方と笑ってしまいました。「覗き見みたい!やめておきます」と。それに、窓を開けて触れ合ったり…があると良くないと思いますしね。施設の外部からの感染源が自分だったら大変なこと!!そういうわけで、当分会えない日が続くことは仕方のないこと、と諦めています。
そんな折、昨日、施設から郵送で請求書と一緒に、嬉しいお便りをいただきました♪ 請求書は「ん~、なるほどなるほど。。」と真剣に見つめて、現実を受け止める。。そして、何の気なしにもう一枚の紙面を開くと、そのお便りだったわけですが、
一番下の右、大きな顔写真で、堂々といい顔して写っているのを見て、笑い転げてしまいました いつもの調子が良い時の素朴なかわいい母でした そしてすぐ、どんな精神状態かわかりました。
何とか上手く順応してやっている、と。 ほっとしました。
車の中からお花見をしたのか、そんな写真や、庭でみんなで麦わら帽子をかぶりおやつでしょうか、何か食べて日向ぼっこしている様子に、心がふわぁーと癒されました。
先月の今頃は、まだ入居が決まっていなくて、自宅訪問で面接していただいたのが、丁度1か月前の今日でした。急遽トントン拍子に決まったことで、これで良かったのか?良かったのか?…と、何かをしている時に時折湧いてくる気持ち。「お父さん、お父さん」がすごくて、すぐ「お父さんは?」と探すほどでしたから、離れて暮らすことを決めてしまった自分に嫌気がさす瞬間があったのは事実です。でも、タイミングとしては非常に良かったと、今だんだんと、そう強く思えるようになりました。
入居に当たり、提出する書類がありました。それが、私にとっては考え込むことが多い内容で、思うようにペンが動きませんでした。母、という人物がどういう性質・性格なのか。特技・苦手なこと・食べ物の好み・嗜好・好き嫌い、好きなメニュー・嫌いなメニュー等々。いろいろ振り返ってシートに書くんです。
中でも、私はわからなくてオーナーに丸投げしたのが2枚。「ふねさんヒストリー」です。タレントみたいですね。家系図と年代別の出来事。幼少期から10代・20代・30代…と90代までどこで何をしてきたか(そんなのわかるわけない!)。 さらに、今までの生活リズムを時間帯で書く。ここ最近はずーっとオーナーが食事を作って一緒に食べて、といった具合にお世話していましたから、そこはすらすら書けたようです。
年代別の出来事も全部書いていました。実は、オーナーとふねさん(♀)は遠い遠い親戚なので、生まれた時から存在は知っていました。30半ばで久々の再開。その後結婚。そんな出来事を、誕生から幼少期~ 全部埋めていました。さすが!!
昨日は、元気な顔をお便りで見た後、オーナーと一緒に電話をかけて、ふねさん(♀)と少し話をすることができました。毎日いろいろと忙しいようなことを言っていました。例えば洗濯物をたたんだり、料理の補助をしたり、と様々なことを仲間と一緒にやっているんでしょうね。家にいたら、お願いしても全くやろうとしなかったことですから、ストレスを感じつつも、ある程度の刺激を受けて脳にとってはです。
特技や好きなことはたくさん記入しましたが、そのほとんどができなくなりつつある中で、また色んなことをやらせてもらって、もう一度輝いてほしいなと。そう思うんですよね~(天然♀)