信越線の普通列車を横目に、特急「はくたか」がホームへ滑り込んできた。都内から普電を乗り継いで、ここ高崎で下車、構内でしばし時間を過ごす至福の時間。細かい目的は忘れてしまったが、やはり模型工作のための車両観察だったはず。単独行動だった。この時代、高崎線~上越線と乗り継いで、水上まではよく乗りに行ったが、途中高崎で降りたことは珍しい。まだ両毛線には戦前型クモハ54形をはじめ、70系が主力で活躍し、また信越線では湘南色の80系電車が見られて、旧型電車の宝庫に感じたもの。よく乗車してお世話になった。
今回はそんな道中での一コマ。ここ高崎始発で、横軽を抜けて直江津まで行く普通列車が人気のないホームに横たわり、暫しの間夢中になった。都内のホームより高さが随分と低く、客車へ乗車するのも大変だったのではないか。ロクヨンよりも柔らかい表情のEF62が頼もしく見えて、興味が沸いてきたのもこの頃だった。485系ボンネットの列車名の字体も懐かしい。
1975-09-27 3001M はくたか Tc481-107 高崎線:高崎駅
321ㇾ EF6251
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