あれよという間に12月も中盤になってしまった・・・
北斗星の廃止もアナウンスされ、いよいよ永年鉄道撮影の中心において動いて来た被写体、「夜行列車」にも本当に終着駅が近づいてきてしまった。今や鉄道に人の情感や想像は抱けなくなった。列車に揺られ、流れゆく景色を見ながら思いにふけり、その走行音を子守唄にして、ゆっくりとした時間の中で、日常をひと時忘れ、ただその時を楽しむような旅情などというものは、古い価値観になったのか。つくづく国鉄時代、昭和の時代が懐かしい。
先日、大型蒸機が非電化区間を走行するというだけで水郡線に出向いて来た。ギャラリーが多いとか、HMが装着とか、そんな細かいことは何も考えず、ただ撮りたいように撮影してみた。やらせの煙も、勾配票と曲がった線路を手前に入れることで、本気の煙に見えるから不思議。しかし最近の若者が、この程度の煙を見て「爆煙」とはしゃいでいるは大きな間違いだ。ただ気温が低かったせいか、煙の色は好みだった。地元のご老人達が、「懐かしい匂いっ」と言っていたのが印象的だった。
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2014(H26)-12-07 9839レ SL奥久慈清流ライン号 JR東日本/水郡線:常陸大宮-玉川村
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