今では縁遠くなってしまった八高線。都内近郊にも関わらず、ロケーションも申し分なく、仕事の行きがけ、帰りがけに立ち寄るのに最適だったことを思い出している。当時から凸型のDLは好まず、敢えて撮影には出向かなかったが、ここ八高のデーデーは、そんな気持ちを払拭してしまうほど魅力的に映ってしまった。重連運転が多く、勾配区間も多い事から、中々迫力あるシーンに出会えたのである。よくタブレットの受け渡しシーンを動画で撮影したり、四季折々の風情を楽しんだのも八高線だった。
掲載写真は、午後の上り貨物列車で、アントンKが最も数多く狙った列車だった。今の季節を意識して秋色の八高を行くDD51重連。小川町を出るとちょっとした上りが続き、重連のデーデーを以ってしても重厚な音を立てて迫ってくる。同じような撮影者などいるはずもなく、のんびりとカメラを構え、その時を待ったものだ。最近ちょっと忘れかけていた気持ち。またどこかへ出かけたくなってきた。
1994-11-25 5264ㇾ DD51811+809 JR東日本/八高線:小川町-明覚
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