アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

関東近郊の非電化区間に入線した臨時列車

2020-01-24 20:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

長きにわたって鉄道撮影を続けていると、車両もさることながら、路線や風景ですら大きく様変わりしてしまい、昔感じたような原風景は消滅していることが多々ある。最近訪れた山手線沿線でさえ、知らないうちに背後にそびえるビル群が目新しくなっていて、かつてと勝手が違い少々戸惑ってしまった。

アントンKにとっては、変わり方が半端ない路線の一つに川越線が上げられる。近年までこの川越線は、大宮から川越を通り高麗川へ抜ける非電化の路線だった。沿線に昔から親戚が住んでいたから、幼少の頃からこの川越線には乗車経験が多々あり、うる覚えだが、9600型の蒸機列車の記憶まで残っている。そんな関係で、大宮構内で多くの時間を過ごした事は日常茶飯事で、ガキの駅撮り写真はそれこそ数多く残っている。そんな川越線が電化されると聞いた時は衝撃だった。それも新しい埼京線からの直通運転と聞いて、二度驚嘆したものだ。

掲載画像は、すでに鉄道写真には精力的に挑んでいた時代の川越線の臨時列車。こんなわけで、それなりに思い入れのある路線だったから、臨客や珍客には特に目を光らせていたが、なかなか実現せず、やっとのことでお座敷列車入線の情報を掴んだ時のもの。こんな珍しい日に限って冷たい秋雨煙る日和だったが、昔から良く散歩に出かけていた上郷橋の築堤で待ち受けた。今ではここにE233系電車が我が物顔で行き交っている。

1982-10-24    回9837ㇾ DE10534    12系(オク座)  川越線:指扇付近