アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

よく見られた「新子安」の日常

2020-01-19 17:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

京浜東北線新子安駅は、鉄場所(鉄道撮影に適したポイント)だと先輩に教わってから、早40年以上。それまでのアントンKは、都内近郊の沿線でのみ、カメラ小僧として走り回ってきたから、この駅は最初とても新鮮に感じたものだ。最近も仕事でこの駅に降り立ち、ホームから懐かしく北行側、南行側を眺めてきた。線路そのものは同じに見えるが、やはり周りの建物が随分と高くなり、かつ密集しているように思えた。流行の線路間のロープは、ここでもはびこっていて目障りになり、遠くには首都高速の高架線も見えるようになっていた。

ここでの撮影を目的でバケペン300mmを購入したことは前にも書いたが、今でも通用するのだろうか。ちょっとカビの生えかけた話になってしまった。

こんな思い出から、昔の新子安駅より撮影した画像を掲載。東京区のEF5849による宗教臨と呼ばれた12系編成の臨時列車。下り線には、尾灯が点いた旧型客車が見えているが、これは時間からいって荷33列車。いつもこの付近ですれ違っていたことを思い出した。ただし宗教臨の方は定期列車ではなく、光が悪い列車としてよほど特別に調べていないと頭からは外されていた列車だったように思う。この時も、荷物列車の方が撮影のメインで、振り返りざまに現れた宗教臨をホームの中ほどから撮影していることが、フィルム番号から理解できる。ゴハチけん引の客車列車が、日中行き交うのが日常の光景。そんな贅沢とも言えるシチュエーションを当時もっと感じていれば良かった。

1978-10-14  6314ㇾ   EF5849         東海道本線:新子安