アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

北のゴハチ~荷物列車での活躍

2018-10-02 17:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

国鉄時代、主要幹線には荷物列車があったことは今でも知られているが、東北線や上信越線の荷物列車についてはあまり話題にならず、見落としがちだったと思っている。東海道本線には、ゴハチ重連で有名な荷35列車をはじめ、ほぼEF58けん引で最後まで走っていたからか(最後はEF62けん引になったが)、何かと話題になっていたと思うが、北と南とではやはり随分と差が出てしまうな、と当時から思っていたもの。EF58に限れば、機体のバリエーションからいって南方には敵わないが、耐寒型のEF58も好きなアントンKは、その当時から同じ目でゴハチを追いかけていたと思っている。

今回は、東北線側のEF58けん引による荷物列車。北側のEF58は、当時は宇都宮、高崎第二、長岡と3か所の配置であり、高崎第二区と長岡区のEF58はみんな同じ形態に見える。「見える」といってもやはりJRの今の機関車とは違って、細かく見ていけばそこはEF58、それぞれの特徴が浮かび上がってくる訳だ。そんな耐寒型機体のEF58の中から、ヒサシが通常より少し上を向いている59号機けん引の荷物列車を掲載。東京区のEF5888と同じようにヒサシが上向いたこのEF5859号機。アントンKは当時から気になる存在だったことは間違いない。晩年の荷物列車とは違い、30系列や60系列の旧型客車で編成され、ゴハチけん引には最も似合う編成に思ったものだ。このスジ、荷41列車とは、かつてEF56が最後までけん引していたスジだったことに今気づいた。たまには古い写真を掘り起こすのも良いことだ。

1978-08-02  荷41ㇾ  EF5859   東北本線:赤羽付近