アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

一番の嫌われカマだった148号機

2018-10-01 19:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

EF58  11  12  14  49  52  61  67  68  88  124  129  148

昭和53年(1978年)当時の東京機関区に所属していたEF58を並べてみた。何も調べずアントンKの記憶だけで並べたから、間違っているかもしれない。こう並べてみると、言わずと知れた61号機は別格としても、その他のゴハチ11両についても個性的な機体が多く好みが別れるところ。若い番号を好む者もいればヒサシ至上主義の連中も存在していて、現状の田端のEF81で好みを議論することと類似しているかもしれない。しかし、僕らの仲間内はもちろん、一般的な好みで148号機が一番の嫌われカマだったことは間違いないようだ。この当時、前面窓白エッチゴム機は、東京区でこの148号機のみ。やはり、どの機体と比較してみても、何とも見苦しいお顔に見えていたのだ。窓の大きさよりも、窓を縁取った白ゴムは、目の敵のように思えてしまい、必要以上に毛嫌いしていたように思う。

こんな148号機だったが、アントンKが撮影に出るときに限って、コイツが現れるように結構な確率で遭遇したもの。列車運転情報は下調べが出来ても、どの機関車を使うかまでは事前にわからず苦慮した。だから、逆に61号機をはじめ、好きだった11号機や88号機が現れると心躍ったものだ。あの気持ちは今でも忘れることはできない。

掲載写真は、客車疎開回送に入ったEF58148号機。右奥から白エッチのゴハチが見えた時、愕然として力が抜けていく。それでも連写など出来ないフィルムカメラだから、狙いを定めて一発切で仕留め、その場を何事もなかったかのように立ち去る。また次があると、自分に言い聞かせたものの、そのまま時間だけが過ぎてしまった。よく見ると、上り列車と被っているが、横須賀線の113系電車のようす。今さらながら時代を感じる。もう40年も前の写真になっていた。

1978-10-15   回9821ㇾ EF58148   ハハフ   東海道本線:大井町付近