年が開けたと思ったら、アッと言う間に1月も終わり。いつもの事ながら時の流れの早さに戸惑ってしまう。
3月に迫って来ている次季ダイヤ改正では、長年親しんできた国鉄型車輛たちが、思いのほか激変してしまうかもしれないことに今さらながら気付かされている。先日の秋田区583系のラストランでは、関西圏まで大フィーバーだったと聞こえてくる。そして昨年昔から慣れ親しんだ国鉄塗装の485系の引退に続き、このダイヤ改正では、孤軍奮闘していた新潟区の485系(但し3000番代の車輛)が引退するとのことだ。これで485系電車は、団体用のジョイフルトレインでしか存在しなくなり、実質消滅を意味することになる。
今年は国鉄がJRになって30周年。何においても節目の年に当たるのかもしれない。
掲載写真は、30年以上も前に撮影した特急「白鳥」。この「白鳥」は、大阪と青森を結ぶ昼間を走行する伝統的な特急列車。走行区間が裏日本のため、東日本に住むアントンKには、長距離特急ということだけで憧れの特急列車だった。先日の583系も重厚なイメージで実にカッコいいが、この485系のボンネット型は、逆にスマートで軽快であり、今にして思えば、国鉄時代の象徴でありシンボルだったように感じている。
1986-09-07 5002M 特急「白鳥」