63年めのヒロシマ平和祈念日??午前8時15分、近所の施設からサイレンが鳴る。平和式典にはTV参加だが、居づまいがただされる思いだ。自宅で黙祷。
式典で印象に残ったのは、子ども代表として「平和への誓い」を読んだふたりの小学校6年生だった。とりわけ、真直ぐな発声で「誓い」を読んだ今井穂花(ほのか)さんは、キリッとした声がヒロシマにいや、全国に響きわたるかのようだった。もうひとりの本堂壮太くんは、大任を果たして感動したのか最後のところで、一瞬むせぶようなしぐさをした。平均年齢75歳を越えたと言う現在、ヒバクシャのナマの証言を聞くことができる「限界年齢」が、この位の子どもたちかもしれないと思う。
それにくらべると、次に登場した我が国の首相は、ボソボソとした声で、事実を追認するようなことを当たり障りなく喋っただけだった。
今回、4月に原爆症の認定基準が見直されると言う進展があったあとだった。原爆投下のあとに救護活動や家族を探しに市内にはいったひとたちが、残留放射能で被爆し、ガンや白血病などで病に犯されている非認定ヒバクシャの問題が、まだまだあるのだ。
「平和宣言」を読んだ広島市長はそのことに触れ、国の対応を求めていた。さらに、アメリカの次の大統領が核兵器の廃絶に積極的になる大統領の誕生を望むと述べていた。
今回世界55ケ国からの式典参加者があったそうだ。しかし、その中には一方の当事者であるアメリカからの代表はいないのだと言う。日本はアメリカの傘の下にいても、アメリカはそうだからか日本の求める核兵器の廃絶、核の放棄の輪の中にはいないのだ。
式典で印象に残ったのは、子ども代表として「平和への誓い」を読んだふたりの小学校6年生だった。とりわけ、真直ぐな発声で「誓い」を読んだ今井穂花(ほのか)さんは、キリッとした声がヒロシマにいや、全国に響きわたるかのようだった。もうひとりの本堂壮太くんは、大任を果たして感動したのか最後のところで、一瞬むせぶようなしぐさをした。平均年齢75歳を越えたと言う現在、ヒバクシャのナマの証言を聞くことができる「限界年齢」が、この位の子どもたちかもしれないと思う。
それにくらべると、次に登場した我が国の首相は、ボソボソとした声で、事実を追認するようなことを当たり障りなく喋っただけだった。
今回、4月に原爆症の認定基準が見直されると言う進展があったあとだった。原爆投下のあとに救護活動や家族を探しに市内にはいったひとたちが、残留放射能で被爆し、ガンや白血病などで病に犯されている非認定ヒバクシャの問題が、まだまだあるのだ。
「平和宣言」を読んだ広島市長はそのことに触れ、国の対応を求めていた。さらに、アメリカの次の大統領が核兵器の廃絶に積極的になる大統領の誕生を望むと述べていた。
今回世界55ケ国からの式典参加者があったそうだ。しかし、その中には一方の当事者であるアメリカからの代表はいないのだと言う。日本はアメリカの傘の下にいても、アメリカはそうだからか日本の求める核兵器の廃絶、核の放棄の輪の中にはいないのだ。