みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

普天間教会

2010-03-04 14:30:00 | Everyday is special
このところ、暖かくなったり寒くなったりしながら春が訪れているようです。

さて、黙想会中、半日を「砂漠の日」と称して自由時間を設けましたが、この時間を利用してカプチン・フランシスコ会のインド人の神父さん二人が、カトリック普天間教会に案内してくださいました。

このところ毎日ニュースや新聞で目にする「普天間」の名前ですが、宜野湾市にあります。まずは、普天間基地が見渡せる嘉数高台公園の展望台に連れて行ってくださいました。とても美しい公園で、ピンク色の桜の花がちょうど見ごろになっていました。

嘉数高台展望台は、たいへん眺望がよく、基地あたりもしっかり見えます。この日は雨模様で、訓練などの飛行はありませんでしたが、たしかに周囲には学校が見え、住宅地も広がっています。2004年に米軍ヘリが沖縄国際大学構内に墜落したことは記憶に新しいことです(詳しくは沖縄国際大学のホームページをご覧ください。こちらです)。さいわい夏休み中で学生や大学関係者、一般市民のけが人はなかったとのことですが、これで住民の皆さんの不安は一挙に大きくなったようです。

カトリック普天間教会は、ちょうど飛行機の離着陸のコースの真下にあるとのことで、日曜日のミサの説教中に飛ばれると何も聞こえなくなるので、お話を一時中断せざるを得ないと聞きました。

普天間基地の移設問題の解決ばかりでなく、基地の必要のない世界が一日も早く訪れますように祈りたいと思います。



嘉数高台(カカズタカダイ)公園内の展望台にのぼる階段を上から撮ったところ。桜がきれいでした。



遠くに何となく見えるのが普天間基地。



公園内にある「京都の塔」。両親の出身地(府)の名前なので、思わず近寄っていきました。



カトリック普天間教会の聖堂。



聖櫃の周りの飾りがユニークでした。弟子たちの手に持っているもので何となく誰かがわかりますが、はたしてどれが誰でしょう。

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