みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

スビアコの聖ベネディクト修道院

2012-09-27 17:00:00 | Everyday is special
ローマからボンジョルノ!

こちらはすっかり秋の気配が漂っています。
23日の日曜日は、修道会で準備した日帰りバスツアーで、スビアコ(Subiaco)に行ってきました。

スビアコは、ローマから東の内陸へ90キロ行ったところにある小さな山あいの町です。
そして、6世紀前半に、西方の修道院の基礎を築いたと言われる聖ベネディクトが、モンテ・カッシーノに移って修道院を建てる前の3年間、洞窟にこもって瞑想したことで有名なところです。
現在この地には、中世からの立派な修道院が建っています。

ぼくの所属するイエズス・マリアの聖心会も、聖ベネディクトの戒律を元にしてできた修道会なので、とてもよい巡礼になりました。

まずは、その敷地内に咲いていた花です。
カタクリのように咲きますが、葉が出ていませんし、カタクリではありません。
シクラメンにも似ていますが、そうでもありません。
しかし、カタクリに負けないほど可憐で美しいです。









遠くに見えるのがスビアコの町。手前の大きな建物は、聖ベネディクトの妹(双子と言われる)の聖スコラスチカの名前が付いた修道院。この修道院も古い建物は11世紀からのものです。
現在、聖ベネディクトと聖スコラスティカのお墓は、共にモンテ・カッシーノの修道院にあるそうです。(モンテ・カッシーノは、さまざまな歴史のある所ですが、またいつか。)



上の花がたくさん咲いていたところ。聖ベネディクトと弟子たちの像がスビアコの町、あるいは聖スコラスチカ修道院に向かって立っていました。

最新の画像もっと見る