みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

守護の天使

2009-10-02 22:30:00 | Everyday is special
フィリピンからこんにちは。

いろいろとご心配とお祈りをいただき、ありがとうございます。
あれから、晴れ間の続く天気が続いて、被災地の復興は少しずつですが進んでいるようです。

ぼくの修道会の担当しているバゴン・シラン教会(ケソン市北部のノヴァリチェス教区の小教区)がある地区では、家が流されたり、全壊・半壊、あるいは家の中のものを全部失ったなどの被害を受けた家族が200以上あるとのこと。現在は、地区内の学校で避難生活を送っていますが、洪水が起こってから、すぐに教会の信者さんや学生たちがボランティアになって、炊き出しを始めたとのこと。薬を持って配ったりもしたそうです。外国から来た宣教師の神父さんたちは皆感激していました。みんなお互いに「守護の天使」になったのですね。

水や電気があること、安心して食べたり寝たり、そして安心してトイレができたりすること。こんな当たり前のことの大切さを、あらためて思います。

今、台風17号がフィリピンに接近しています。今度は風の非常に強い台風のようです。ケソン市も午後から雨が降り始めています。追い打ちをかけるような被害が出ないことを願っています。

カトリック教会では、きょうは守護の天使の日。すべての人には必ず守護の天使がいてくださいます。天使たちが、苦しんでいる人々が安心して生活できるようお守りくださいますようにお祈りします。

写真は、何気ない幸せを感じる筑波山東側の旧八郷町の風景。ちょっと遅れましたが、今年も彼岸花に会うことができました。いちばん下は、そば畑です。