海外にも日本のグッドデザイン賞と同じような賞があり、その中でもアメリカとドイツの賞を受賞したいと狙っている日本企業は多い。
そのような企業を支援した実績を持っているので、パンフレットなどでお知らせする努力をしていたのですが、昨年末に思わぬご相談を受けることになりました。
そのお客様は海外との関係がほとんどなく国内だけの会社なのですが、会社内で来年のグッドデザイン賞を受賞しようということになり、支援してくれる会社を探しているのだという。
私たちは海外の受賞を支援しているのであって、グッドデザイン賞に応募する会社を支援した実績はないし、知見も持っていない旨のご説明をしたのですが、その説明を聞いてもなんとか支援してほしいということになり、結局お引き受けすることにしました。
お引き受けした以上、無責任なことは出来ませんので、お客さまの業界に詳しい方にアドバイザーとしてチームに入ってもらい、グッドデザイン賞を受賞するためにはどうすれば良いかの研究を重ね、お客さまにも協力してもらいながらやっと応募までこぎつけることが出来ました。
ただ当初からの懸念は、お客様の業界からのグッドデザイン受賞者が過去に事例がないということでした。
今年に入ってから審査内容が入ってくるようになり、第一段階、第二段階までは通ったものの最終段階では残念ながら選に漏れたということになりました。
努力をしただけに関係者は残念な気持ちが大きかったのですが、お客様からは感謝のお言葉をいただけたのが若干の救いでした。
こんな経験は願っても出来ないことですので、お客様には感謝の念しかありません。
でも残念でした。