日本だけで仕事をするのではなく世界中のマーケットでも活動しようとするなら、海外で仕事ができるプレイヤーがそろっているか、育てることが出来るかがポイントになるだろうということを想像して経営してきました。
しかし海外で他社に負けないだけでなく勝たなければ存続できないし、継続すら不可能になってしまいます。
海外市場に直接社員を投入することで社員の成長を促し、その社員が海外市場で活躍することを期待しながら会社の拡大を図るというのは、あまりにもウブな経営だったと言わざるを得ません。
アラヤがそれなりの規模になっているということを考えれば、失敗が許せないというだけでなく、なるほどと言わせるだけの成果を残していく必要があるからです。
また競合相手である外資系企業が何を考え、何をしようとしているのかを念頭に置きながら会社の施策を考えなければ、とんでもない結果を招きかねません。
アマチア的な甘い考えで外資系企業との提携などをしていれば、アッという間に相手のペースに飲み込まれ、責任だけを押し付けられるという結果にもなりかねないのです。
すぐにでも改めるものは改めなければという危機感すら感じています。
もうすでに日本だけでなく、世界を意識した経営をしなければならないステージに入っているだけに、過去の経緯や従来の仕事のやり方にこだわっているわけにはいかないという認識を新たにしています。
そして大胆な組織と意識の改革をすることを出張先のワシントンDCで決意しました。