情報化社会と言われて久しいのですが、その情報化そのものが大きな変化をしているのが今日の社会だと思います。
一昔前には就職先として脚光を浴びていた出版社、新聞社、放送局などが軒並み構造不況の波に洗われているという。
この流れは社会構造そのものにも大きな影響を与えているに違いないと思っています。
普通の生活をしている年配者の情報源はテレビや新聞なのだが、若者はまったく新聞などは読まない層が圧倒的に多くなっており、テレビもほとんど見ないという人もいるのが現実です。
当然、若者たちはインターネット経由の情報が正しいものと思い、年配者はテレビや新聞が正しいと思っている。
情報そのものが正しければ問題は生じないのだが、最近、テレビや新聞が政府広報とほぼ同じであることが明らかになりましたので、頭から信じることには問題がありそうです。
一方若者が入手しているインターネット経由の情報は多次元でいろいろなものが入り混じっているので、情報そのものを取捨選択する必要があるのですが、多様な情報を得ることができるようです。
当然のことなのですが、情報源の違いによる世代間のギャップはだんだん広がることになるのでしょう。
お互いの常識が共通ではないという現象が、いろいろな問題を引き起こしてしまうことを心配しています。