家電、自動車、精密機械、ロボット、工作機械などの製品には必ず技術資料を作る必要があります。
もちろん使用者がどのように使うのかを伝えるためのマニュアルや、メンテナンスを担当する人のための修理マニュアルなどもありますので、なかなか目に付く存在ではないのですが、製造会社には必ずドキュメンツを担当する部署があります。
技術者たちは製造会社の中心ですからそれなりの脚光を浴びますが、このドキュメンツ部署は縁の下の力持ち的な存在ですので地味に努力を続けているという感じのところが多いと感じています。
そんな部署で、ある意味で最初のステップになる原稿作成という作業が重要になります。
その作業をするためには製品に関する知識や技術的な特徴をよく知っていて、過去にはどのような表現で原稿を書いていたのかも頭の中にあり、それなりの文章力もあるという必要があります。
このような人物はそんなにいない訳ですから、原稿作成がある人に集中してしまったり、外注するにしても問題解決をするにはハードルが高いということが起きます。
例えば人工衛星関係、防衛関係、医薬関係などでは機密保持が大前提になりますので、外部に委託することもままならないので内部の誰かが必死の思いで原稿作成をしている現場もあるようです。
原稿作成という作業は終われば最終というわけではなく、その原稿をベースに各国語への翻訳が必要になるケースもありますので、そこが滞ると後工程に支障が生じてしまうという問題が発生します。
ある意味で、どの現場でも若干の違いがあるにしても、原稿作成がボトルネックになってしまうという可能性が高いのです。
この解決のための方策を提供することが出来ようになり、世の中にたくさんあるドキュメンツ部者の皆さんのお役に立てる存在になることが私の望んでいることです。