オフィスの内装デザインを考える上で、普通に考えるとオフィスの使い勝手や利便性を優先することに重点が置かれてしまいます。
そうすると色彩的にも地味になりがちになり、使い勝手や利便性で見ると良いのだが他のオフィスとほぼ同じような造りになってしまいます。
オフィスは毎日長時間過ごす空間ですから、他のオフィスと同じであれば創造的な仕事をして欲しいと経営者が思ってもなかなか難しいということになります。
アラヤを設立した当時はそんなに予算があった訳でもないのですが、私自身には「ギャラリーの中で働くような」オフィスにしたいという強烈な思いがありました。
そんな思いを実現することが出来たのは笹尾光彦さんの協力があったからなのですが、オフィスデザイナーの斎藤志乃さんがデザインしてくれたことも大きかったと思っています。
そして設立以降、来社していただけたお客様だけでなく取引銀行の担当者のような方にもアラヤのオフィスデザインの魅力を感じていただいています。
今だからこそ言えるのですが、「オフィスは会社ブランドの強烈な物理的な表現になる」のです。