アラヤはマレーシアのペナン市に子会社を現地の会社と合弁で設立したことがありました。
名前をアラヤ・アジアとして翻訳と編集をする業務を行っていたのですが、数年前に現地提携先であった会社に持株全部の株式を引き取っていただきましたので、現在アラヤとしては何も残ってはいません。
設立から合弁解消まで約3年間でしたが、その期間には東京から人も派遣しましたので、その人たちには現地で業務を推進するために大変ご苦労頂いたことを想い出します。
私自身も年に3回程度は現地に行きましたので、マレーシア・ペナン市でのいろいろな経験をすることが出来ました。
あの一年中暑い環境での業務の大変さや、当初予定していたS社の現地工場との取引を円滑にするための口座開設折衝、現地では入手困難なソフトウエアをどうするか等の問題解決。
終わってみればアッという間の出来ごとだったのですが、一番印象に残っているのは現地の会社との合弁の難しさです。
たとえ日系とはいえ、やはり現地の会社ですから日本人どうしの関係とはまったく違う文化を感じることが多かったという印象です。
いろいろ助けて頂くことも多かったので感謝をしているのですが、最終的には継続出来なかったということで残念さが残っています。