多言語コーディネーションが業務の中心です。
問題解決ガイドのひとりごと。



医療用の機器などで起こるケースですが、たとえば日本には薬事法などの法律がありますので、日本語版のマニュアルはその法律にそった説明文が記載されている。

ところが同じ機器の英語版には日本の法律は関係ありませんので、同じ機器内容でありながら説明文が異なっている場合がありますが、それは輸出をする国の法律にそった説明文にする必要があるからです。

開発当初であれば、そのまま日本語版、英語版がそれぞれ独立したものとして機能していても問題は発生しないのですが、数年もしないうちに機能向上などによって新バージョンの機器が開発されることになると問題が発生します。

日本語版からの翻訳で英語版が作成されていないので、どの部分をどのように修正変更して新しい機器のマニュアルを作るのかが、極端な場合、最初のマニュアルを作成した人にしかノウハウがないということもあり得ます。

それを担当した人が退職などをしてしまっていると、まったく情報がなくなっているというケースもあります。

このような事態を収拾しなければならなくなった担当者が途方に暮れることは、容易に想像できるのですが、それを手助けしようとする人が現れないのも事実です。

このような事例でも「体験設計構成図」が役に立ちます。

やみくもに制作にかかるのではなく、まずは分析をした上で「体験設計構成図」を作成し、それをベースに相互のディスカッションで問題を共有するというステップから確実に道を踏んでいけば、見えなかった解決方がはるか遠くに見えてきます。

そうなれば成功することは難しくありません。

http://www.alaya.co.jp/

 



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組込みシステムのローカライズでの相談で多いのが、全体のフローが複雑になっており、やりとりにおける時間のロスが発生している、各部署の判断基準にバラつきがあるというものです。

また用語のデータベースとExcelファイルとの間で、コピペなどの人的な作業が多く発生するなど、地道な作業が多くて苦労しているとも聞きます。

コスト面では、文字があふれた場合の詰め文字フォントの作成が毎回大量に発生し、そのコストがばかにならないケースもあるようです。

アラヤは2009年12月にフォントメーカーとして実績のあるダイナコムウエア株式会社とパートナーシップを結んでおり、上記のような問題にはワンストップで対応可能できるご提案が可能です。



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アラヤではCMSの裏側に回り込み、タグ付きのソースコードをエンジニアリング処理して翻訳するので、「文書情報のリサイクル」を可能にすることが出来るようになります。

デジタルデータとして文書を共有するにはとても便利なCMS。

文書がデータベース化されていれば過去の文書を流用することも簡単に行えます。

しかし、それを多言語化しようとすると、まだまだ落し穴や障害がたくさんあります。

アラヤのエンジニアリングチームが多言語CMSの活用を支援していますので、お気軽にご相談下さい。



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取扱説明書も手がけていた恒陽社印刷所が、2月2日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請したという事態には大変驚きました。
取扱説明書作成には永年の経験がモノをいう世界ですから、会社が不調になったことにより発注しているメーカーにも大きな影響を与えてしまいます。
もしも取扱説明書が完成できないと、製品の出荷が止まってしまう事態が考えられるからです。
こんな影響からでしょうか、アラヤへの見積もり依頼や発注打診が急に増えだしています。
もしかすると業界の地殻変動が起きているのかも知れません。


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大量の原稿を短時間で翻訳しなければならない時は、複数の翻訳者で対応するしかありません。
その際に、いつも悩むのが用語と文章の統一です。
アラヤでは複数の翻訳者が、同じTMサーバー(翻訳メモリーサーバー)にアクセスしながら翻訳するという画期的な手法をとって対応していますが、もうひとつ新兵器が登場しました。
それはテキストマイニングソフトです。(テキスト検索抽出ソフト)
このソフトを使うと翻訳を開始する前に、翻訳原稿から頻度の高い単語を自動的に抽出し用語集を作成することが出来るので、担当する翻訳者全員に配布することによって用語の統一をあらかじめ図れるのです。
文章の統一はTMサーバーの活用で解決できますので、大量の文章をあたかも一人で翻訳したような仕上がりが可能になりました。

大量翻訳を短時間でしなければならなくなった時にはアラヤにご相談ください。


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アラヤは世界各国語の翻訳を業務にしていますので、世界中に居住している翻訳者が翻訳を担当しています。
例年のことですが、この季節になると翻訳者それぞれが2週間から1ヶ月程度の長期休暇を取りますので、翻訳コーディネーション担当者はスケジュール調整に苦労しています。
しかしこのような困った状況が新しい翻訳者と出会う機会にもなるので、我社にとってある意味でチャンスでもあります。
そういう時期に限って翻訳依頼が重なることが多いので、嬉しくもあり苦しくもありといった季節なのです。


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中国の規格・基準は毎日のように制定されたり改定されたりしています。
急速な経済成長とともに世界のあらゆる製品が国内に出回り、数多くの工場が建設されている現状があって、法律などで規制していなかった部分を急速に整備しているからだろうと思います。
世界中の規格・基準を入手して最高水準のものを整備しようとするきらいがあるので、突然厳しい基準などが制定される可能性があるのが現実です。
日本企業の中にはいつも注視していて情報を入手、翻訳して各部署に配布しているところもありますが、多くの企業は知らない間に制定された規格・基準に翻弄される可能性を内在していると思われます。

政府機関が予算をとってサポートしてくれるのがベストなのですが、それが望めない現状を考えると、各企業が協力して入手した情報を公開しあい、費用を分担して翻訳する仕組みを作る必要があると思うのですが、いかがでしょうか?

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私は昭和22年生まれで団塊の世代一期生でもあるのですが、私と同学年の人達はいよいよ来年の4月から順次60歳を迎えることになります。
小学校の頃から60人クラスという環境で育ってきましたので、ある意味でたくましい世代でもあります。
その中には国際畑、外資系企業などで専門分野プラス語学力を持った人達も多くおられます。
定年後、その能力を活かして独立し、翻訳分野で活躍したいと計画している方もいらっしゃると思います。
アラヤではそのような方々のお役に立てることができるような仕組みを計画したいと思っています。

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あらゆる翻訳ニーズがありますが、大量の文章を短時間で翻訳する場合はTM(トランスレーション・メモリー)サーバーを使います。
2名から10名以上の翻訳者がTMサーバーの翻訳メモリーを共有しながら翻訳を進めるので、用語や文体の統一も可能となります。
あたかも一人の翻訳者が全部翻訳したかのような、大量の翻訳が短時間で納品可能です。

もし大量の文章を短期間で翻訳しなければならなくなった時はご相談ください。

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親しくさせていただいている黒川雅之さんが7月に「八つの日本の美意識」を出版(講談社)されました。
日本の文化と美意識について感心が高まっている中で、日本人自身が忘れがちな美意識を再確認できる素晴らしい内容の本です。

この美意識については日本人はもとより外国の方々も関心を持つと思いますが、日本語で書かれた本では理解できる外国人は限られてしまいます。
昨日、黒川さんとお話をさせていただきアラヤで英訳することが決まりました。
翻訳には時間が必要ですが秋までには英訳が完成するように進めたいと思っています。

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ドキュメント製作の上で、データを扱うアプリケーションの制約は頭の痛い問題です。けれども、もう少しで悩まなくても良くなるかも知れません。
アラヤが深い関わりを持つ取説業界で重要視されているものに、XMLがあります。
XMLデータの特徴の1つに、マニュアル、ウェブ、ヘルプなど複数の仕様に変換できる点があります。これで製作の精度と速度の向上を図ることができます。
翻訳の際には、タグの設定によって摂氏から華氏への翻訳で自動的に数字が算出されるようになるなど、「かゆいところ」に手の届くデータと言えます。
いままでも、翻訳でXMLデータは日常的に取り扱ってきましたが、アラヤではこのXMLの可能性を更に追求していきます。

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中国語の句読点は主に3種類。「。」「,」「、」を使い分けます。
「。」については日本語の句点同様、文末に施されますが、「,」と「、」は
用途も意味も違うので要注意です。

「,」・・・日本語の読点「、」同様、文を読みやすくするために文中に使われる
「、」・・・並列の意味があり、単語を並べる場合に使われる

*例えば、日本語の「筆と墨と紙」は中国語では「筆、墨、紙」となります。
「筆,墨,紙」では少し不自然になります。

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旧ユーゴスラビア連邦であったモンテネグロが分離独立することがニュースで流れました。旧ユーゴスラビアの内戦が終了したあとクロアチアやスロベニアという新しい国が独立し、国内経済が発展するにしたがって日本製品が輸出されるようになったので、翻訳語としてクロアチア語、スロベニア語が急に必要になったという経緯がありました。もしかするとモンテネグロのための言語需要が発生するかも知れないので、何語を使っている国なのかを調べなければと思っています。

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翻訳は原文に忠実であろうとすればするほど、直訳調になりがちです。訳文を分りやすく、読みやすいものにするためには、原文を材料に創文するという姿勢で翻訳しなければ、良い訳文が得られないと考えているので、翻訳の依頼をお受けした段階でクリエイティブ・トランスレーションの主旨を説明して翻訳を進めています。その翻訳のシンボルマークは、著名なイラストレーターでありデザイナーでもある和田誠さんにお願いして創っていただいた。
和田誠さん(わだまこと)昭和11年生まれ。昭和34年多摩美術大学卒業。昭和43年からフリーのデザイナー、イラストレーターとして活躍。本業のデザインのほか、作詞、作曲から翻訳まで幅広い分野で活動。映画監督としても「麻雀放浪記」「怪盗ルビイ」など評価が高い。昭和52年から週刊誌「週間文春」の表紙(絵とデザイン)を担当し現在に至る。

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一般的には知られていないのだが、たとえば日本の農業技術、鉄道技術、道路技術、防災、などは明治以来いろいろな形で研究され実践されてきた。日本人は普通のこととして享受して生活しているが、欧米諸国は別にして、アジア諸国、開発途上国から見れば、その技術やサービス内容は是非知りたい、教えて欲しいことなのである。たとえば日本の防災施設を知りたいとか、地下鉄の設備や運営方法、技術を知りたい等がある。しかし、そのほとんどの書類が日本語で書かれているので、せめて英語にしなければ伝えることが出来ない。それは国際援助のための翻訳といえるもので大変重要な仕事なのである。

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