私のように「オタク」とはまったく反対側にいるような人間にとって、スマートフォンとは携帯電話と言われていたものの進化形だと理解していましたが、どうやら間違っていたようです。
有る方の講演録を読む機会があったのですが、その内容を読み進むうちに「目からウロコ」がぼろぼろと落ちるという状態になってしまいました。
NTTドコモのiモードが運営されていたころには、2000年の段階でiモードが運営していた有料コンテンツマーケットは2000億円の規模だったそうです。
その同時期の映画興行収入も年間2000億円だったそうですので、ものすごい規模だったということになります。
そのiモードが生み出したコンテンツには、「占い」「着メロ」などたくさんありましたが、そこで活躍した上場会社はほとんど消えてしまったという事実があります。
2011年3月11日、東日本大震災がありましたが、その被害の大きさは計り知れないほどでしたが、その事もさることながらスマートフォン世代の誕生というターニングポイントだったのだと講演者は言っています。
震災以降は携帯からスマートフォンに怒涛のように移行し、今ではガラ携と言われる携帯電話を使っているのは少数派なのだそうです。
そしてスマートフォンは携帯電話の進化形ではなく、パソコンを携帯型にしたものなので、まったく違った発展をするだろうとも述べています。