製品を製造している会社にはほとんどの場合、マニュアル作成をしている組織があります。
その組織には技術的な情報と、ユーザーからの使い勝手に関する情報が集まりますので、あらゆる面から見た自社製品の情報を持っている組織とも言えます。
まさにそれらの情報があってこそ、分かりやすい製品情報を含んだマニュアルが作られてきたはずです。
情報を収集しそれらの情報に基づいて優れたマニュアルを作り続けた組織が、漫然と昔ながらの思考のまま紙ベースのマニュアルとして発行しているだけのところが多すぎます。
これから5Gという通信インフラが整うであろうという環境を考えれば、少なくとも自分たちが持っているマニュアル作成で蓄積した情報を整理し、いつでもIT発信できる体制を備える必要があります。
この情報を整理、加工する体制を整えることが出来上がると、内外に情報発信する社内で唯一の組織になる可能性がふくらみます。
マニュアルがますます不要になるという世の中に流れから、いずれは消滅していく組織という考え方もありますが、情報発信基地としての役割を担っていく可能性が大いにあるとも言えるのです。
情報発信基地としての役割を果たすために、今から準備をしていくのか、はたまた消滅の時期を淡々と待つのかは考え方一つで変わっていきます。