植草一秀さんは、一時期あらゆるテレビにコメンテータとして登場していましたが、ある日突然破廉恥罪で告訴され有罪になったと報道され、それからしばらくしてからも、もう一度同じようなことがあったと記憶していました。
戸越銀座商店街にある本屋さんで何となく本を探していたら、植草一秀著という文字が目に飛び込んだのですが、そんな記憶がありましたので最初は無視して通り過ぎてしまいました。
ところが他の本の代金を払っている最中に気になって、もう一度手にしたのが「日本の独立」でした。
昨日までの大連出張に持っていき、待合時間などをつかって読み終えました。
植草さんは、日本の政治家は「既得権益・対米隷属派」と「主権者国民派」に分類されるとし、小沢一郎衆議院議員を主権者国民派に位置づけています。
そして、なぜ小沢一郎議員はマスメディアにあれほど叩かれるのかを解説しています。
なるほどという内容がある一面、そうかなぁと疑問を持ってしまう部分が錯綜していますので、本のボリュームがあるにもかかわらず読後感はいまひとつだったというのが正直なところです。
しかし、あの植草さんの破廉恥事件は冤罪だった?かも。
だとしたら恐ろしい日本ということになり、電車にもおちおち乗れない!
私にはまったく心配のないこととは言え、そんな感想のほうが強いのです。