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問題解決ガイドのひとりごと。



城山三郎さんの「総会屋錦城」を読みました。この本に納められている7つの短編小説は昭和30年代に発表されたもので、当時の日本社会や会社経営の様子が赤裸々に映し出されています。
これから高度成長に入ろうとする時期の、日本社会のからくりや陰謀などが描かれています。社会の内幕を題材にした城山さんは経済小説のパイオニアと言われたそうです。
45年以上も前の小説ですので戦地帰りの人々が主人公ですし、背景も現代とは異なりますが人の考え方はそれほど変わっていないのかも知れません。

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静岡市の登呂遺跡には小学校の頃に行ったことがありましたが、何十年ぶりに訪れる機会がありました。
目的は登呂遺跡の一隅にある芹沢介美術館に行って展示を見ることでした。
静岡県の生んだ色彩と模様の天才と言われているということで、ぜひ行ったほうが良いですよと勧められたことがキッカケでした。
芹沢さんは日本の伝統技法である型染めを中心とした染色の道を歩んだ芸術家です。
館内に入ってすぐに芹沢さんの作品に圧倒されたのですが、出るころにはすっかり芹沢ファンになっていました。

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昨日夜10時からのNHKの「プロフェッショナル」で、再放送の「クイールを育てた盲導犬訓練士」という番組を見ました。
訓練士でもあり訓練士を育てる先生でもある多和田さんの活躍ぶりに感動してしまいました。
盲導犬を訓練する中で「ほめることは育てること」「ほめて訓練した盲導犬は楽しんで仕事をする」ということを会得されたという。
盲導犬が社会に果たしている役割を考え、多和田さんのような人物がいてくれたことをありがたいと思いました。

会社の中で育つ若い人達の教育にも参考になった番組でした。

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先週の土曜日に大崎の書店に立ち寄ったのですが、書棚にあった五木寛之さんの「天命」が気になって手に取り、パラパラとページをめくっていたのですが結局買うことにしました。
五木さんの本は久しぶりだったのですが,やはり内容に引き込まれてしまいました。五木さんの本には必ずなるほどと思ってしまう文章がどこかにあるからです。
私ももうすぐ60歳ですので、自分の命というものを意識するようになっているせいもあるかも知れません。

『本の中でなるほどと思った文章』
私は「世の中は本来不公平なもの」というふうに考えます。不公平で残酷であると。それこそが正常であると。ですから、不条理な死、死すべき納得のできない死も当然のことながら起こりうる。
・・・・・・・・・
「善人ですら極楽往生できる。ましてや悪人ができないはずはない」・・歎異抄より


五木寛之さんの死生感に必ずしも同感ではないのですが、こういう本をたまに読むと人生を考え直すキッカケになります。

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北海道の食肉メーカーの不正が連日のように報道され、そのデタラメぶりと手法の巧妙さは驚くほどです。
プロが不正をしようとすれば素人(消費者)はいくらでもだませるという事ですが、この事件は以前にもあった食品メーカーの事件とよく似ているのではないでしょうか?
つまり今回も氷山の一角であって業界全体に広がっていることも考えられます。
食品を扱うという業界の人々が持っていた責任感と誇りが、収益優先という概念にずたずたにされてしまっているという実態があるように感じます。

戦後、占領軍が民主主義という美名の下にもたらした教育の効果によって、日本が古来もってきた職業に対する義務感や誇りが失われたのではないでしょうか。
今、日本人全体がこの痛みを感じているのかも知れません。

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先週の日曜日朝7時からのラジオ番組で渡部昇一さんの「渋沢栄一 男の器量を磨く生き方」という本が紹介されましたので、さっそく読みました。
埼玉県の生んだ偉人、経済界の先駆者として有名な人ですが、この本を読んであらためてその偉大さを知りました。会社経営をするうえで心得ておくべきヒントが満載という本です。
過去に儒教を否定してきた中国で、見習うべき人物の一人として日本人では渋沢栄一をあげているそうです。

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昨日(20日)に坂井直樹さんが和田浩子さんとの打ち合わせのために来社されました。
打ち合わせが終了した後で、坂井さんとご挨拶したときに何気ない感じで「今度また本を出しましたので、よかったら読んでください」と一冊の本を手渡して下さいました。
「アッ!ありがとうございます。そしておめでとうございます」と申し上げたのですが、帰られた後で題名を見ると「今日、息子が死んだ」というテーマの本でした。

1年前(2006年6月)にご子息が亡くなられたことは知っていたのですが、その原因をお尋ねすることは控えていました。
亡くなられてからも活躍されている坂井さんの姿を見ていましたが、その心の中を知る由もありませんでした。
本を読み始めてすぐに釘づけになってしまい一気に最後まで読み終えたのですが、坂井さんの深い悲しみと亡くなった坂井龍夢さんへの思いに胸がつぶれる思いになりました。
私には息子はおりませんが二人の娘の父ですから、その悲しみの何十分の一は分かる気がするからです。

亡くなった龍夢さんが小学校の授業で作った俳句は、
「どどどどど どどどどどどど 夏の滝」
返却された作品には先生の字で「まじめに書きなさい!」だったそうですが、私が父親だったらすごく喜んでほめ、先生より君のセンスの方が良いのだから気にするなと言っただろうと思います。

生前の龍夢さんにはお目にかかっていないのですが、すてきな青年だったに違いありません。

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昨年来、全社をあげてプライバシーマークの取得手続きを進めてきましたが、やっと待望の許諾書が送られてきました。
このPマークを取得出来たことで、情報を厳しく管理している政府、外郭法人、外資系企業からの翻訳受注する上で説得しやすい立場になりました。
名刺などにも印刷しPマーク取得をアピールしていくつもりですが、ますます個人情報管理への関心が高まっているだけにPマークが生きてくるはずです。
全社員の努力と協力に感謝!

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社会人大学の講師をお引き受けして最初の会場が藤枝でした。
8時30分に終了した後で佐野事務局長さんと焼津に向かい「松乃寿司」で食事をさせていただきました。
最初に出てきたのが「生しらす」でしたが、その旨さにはびっくりしました。
生しらすは毎年解禁日があって地元の方だけでなく、東京などにお住まいの静岡出身者が楽しみにしているほどの「旨いもの」だそうですが、東京では食べることが出来ません。
それから地魚を中心のお寿司をいただきましたが、その旨いことといったら言葉になりませんでした。
もうひとつ松乃寿司の名前の入った日本酒をいただいたのですが絶品でした。
地元の酒造所に自店用に造らしているそうですから、ここでしか味わえないのですが記憶に残るお酒でした。

また静岡に行く理由になりそうです。

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静岡県社会人体育文化協会主催の社会人大学での講師をお引き受けし、6月12日から15日まで藤枝、静岡、島田、浜松の会場で6回の講演を行いました。
出席された皆様は全員熱心な方々ばかりで、講演にも自ずと熱が入ってしまいましたので、時間(一時間半)をしばしばオーバーしてしまいました。
本格的な講演は私にとって初めての経験でしたが、会社設立から今日までの成功、失敗事例や考えてきたことを整理して発表するという絶好の機会になりました。

このようなすばらしい経験をさせていただいた体文協の皆様と佐野局長には本当に感謝いたしております。

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静岡県社会人体育文化協会主催の社会人大学で講演をしました。
6月12日は藤枝会場で6時半から、13日は静岡会場で13時半からと6時半から2回講演でした。
私にとって本格的な講演は初めての経験でしたが、講演を聴いてくださった皆様が大変熱心でしたのでやりがいを感じることが出来ました。
今日(14日)も島田会場で、明日は浜松会場で2回行うことになっています。
最初の時に反省したことがあって、皆さんの関心がある方向に少しづつ話す内容を変えていますので講演に満足していただければ幸いだと思います。
講演終了後は静岡の美味しいお酒と食事も堪能させていただいています。

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CM総合研究所の「平成18年度CM好感度白書」によると最優秀起業に選ばれたのは日本コカ・コーラだそうです。(2年連続受賞)
渡哲也さんと木村拓也さん共演のCMが話題を呼んだ缶コーヒー「ジョージア」。
そして明石家さんまさんの「コカ・コーラ」のCMが人気を呼び、愛用持続度などの総合評価で最も高い得点だったそうです。
私自身は缶コーヒーもコカ・コーラもほとんど飲みませんが、コカ・コーラのCMは何となく好感を持って見ています。
わけの分からない変なCMの多い中で完成度が高いからです。
今年に入ってからも日本コカ・コーラのCMの出来は良いものが多いので、3年連続も夢ではないと思います。

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アラヤを設立してからしばらくの期間は、余裕が無かったこともあって読書量が減っていたのですが、2年ほど前からは以前のような読書量に戻っています。
読み終えた本の中には、もう一度読み返したいという部分がありますので会社の机やキャビネットの上に置いていたのですが、さすが量が多くなって整理する必要が出てきましたので本箱を注文しました。
その本箱が8日金曜日に届きましたのでさっそく本を並べてみたのですが、本箱に並べてみると、どの本も見やすくなりますので簡単に手にとりやすくなりました。

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城山三郎さんの「部長の大晩年」を読み終えました。
三菱製紙高砂工場を満55歳の定年で退職された永田耕衣(本名軍二)さんを取り上げた小説です。定年後の第二の人生を俳句という世界に生きられた永田さんに焦点を当てて語っています。
その中で印象に残ったのは、戦前の言語統制の最中には俳句の世界にも検閲の目があり、一部の人たちは世間から抹消されたり投獄されたりしたというくだりです。城山さんが晩年、病身でありながらあれほど個人情報保護法に反対されていた理由が分かったような気がします。

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建築家でもありプロダクツデザイナーとしても著名な黒川雅之さんが、新しくK株式会社を設立して活動をはじめましたので、アラヤで配信しているメールマガジン「東京流行通訊」でとりあげるために昨日取材のために西麻布にある黒川雅之事務所を訪れました。
編集長と記者が黒川さんにインタビューしたり、写真撮影をさせていただいたのですが、黒川さんからも新しいプロジェクトの概要を熱っぽく語っていただけました。
約2時間にわたる取材でしたが、まるで大学での講義のような充実した内容で、私を含め取材陣全員が感銘を受けましたので、頑張って良い記事にしたいと考えています。

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