私がもうすぐ24歳になるという時期に結婚をしましたので、お互いにまだ若かった頃には夢中で人生を過ごして来てしまったが為に、伴侶としてついて来てくれた大切な人がどうだったかよりは、記憶の中では自分のことだけが中心の生活をしていたような残像が残っています。
そして、やがて母親としての役割をはたしてくれているのを当然のように眺め、感謝の気持ちを持っていたはずだと思うのだが、感謝の気持ちを伝えたという記憶はどこにもないことを今になって後悔している自分がいます。
そんな子供たちも成人をはるかに超える年齢になりましたので、5年前には初孫に恵まれ、また今年になって2番目の孫にも会えるという幸せな季節を迎えられています。
孫という存在がどれほど人を幸せにしてくれるのかは、世の中にはたくさんのエピソードがありますから私たちもその中の一つであるだけなのですが、今、本当に幸せに感じる瞬間があります。
それは「大切な人」が小さな孫をおんぶしている姿です。そして孫が「ばぁばのおんぶが大好き!」と言っているのを聞くことなのです。