皆さんの中にも起業を計画している方がいると思う。
今は、20歳、30歳台の若い人たちが簡単に起業する世の中になっているが、起業は簡単にできても事業は継続していかなければ意味がないし、失敗してしまうとケガは大きい。
私たちの場合も事前計画の段階では予想もしなかったような問題が次々に発生した。
幸いにもその都度思ってもいなかったような人たちが現れて、解決の道筋をつけてくれたので乗り越えてこられたのだが、本当に幸運であったと思っている。
若い時代の起業であれば失敗してもリカバリーできる体力があると思うが、熟年になってからの起業は失敗が許されないので、経験による知恵を充分生かしてリスクを回避するしかない。
起業した後には、実際には細かい問題が沢山起きるのだが、人、物、金という要素すべてを検証して、自分を信じることができるのなら、年齢に関係なく勇気を持って起業したら良いと思う。
私が大切にしているのは「人を大事にする」ことで、内部、外部にとらわれずできる限り心がけるようにしている。
人を大事にする心でいれば安らぐ気持ちを保てるし、結果として良い人間関係をたくさん築くことができる。
会社を設立してから以前と大きく変わったのは、お会いする人の人数が増え分野も広がったことである。
そしてその人間関係の輪が広がり、会社の発展にも寄与できる喜びを味わっている。
やはり起業するにあたって最終的に一番重要なのは「人」だと思う。人は石垣、人は城と風林火山にあるのは本当に正しい。
| Trackback ( 0 )
|