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問題解決ガイドのひとりごと。



村上隆のポップアート、宮崎駿のアニメ、サンリオのハローキティーなど、ここ数年、日本の現代アートへの注目は高まるばかりだが、ファッションの部門でも、東京の原宿界隈を中心とするキッチュなテイストのストリートファッションは日本のファッションとしてすでに海外で人気を集めている。
しかし、最近、さらに広義の大人向けブランドファッションもターゲットに含め、ミラノやパリのコレクションをお手本に、クリエーターとバイヤー、プレスが一堂に会して作り上げる真の東京コレクションを作ろうという動きがでてきた。
以前からDCブランドという括りで、若手の日本人デザイナーの活動はあったが、彼らは個々に海外に進出して展示会を開いていた。これらの動きを日本国内で集約し、海外からバイヤーやプレスを日本に集めて東京コレクションを創設しようというものである。
「東京発 日本ファッション・ウィーク」(Japan Fashion Week in Tokyo)は去年秋に発足し、この春2回目を迎えた。
主催者は、より多くのプレス・バイヤーの来場を求め、休日を中心に消費者が参加出来るイベントも行い、よりビジネスを意識した中身の構築を目指している。
若いクリエーターによるコレクションの発表というお祭り気分たっぷりのマイナーイベントから、ビジネスを握るバイヤーとファッション業界をリードするジャーナリスト、服を提案するクリエーターの3者のプロ意識のぶつかり合う真のコレクション・イベントへ、成長していけるかどうかを注目していきたい。(西岡珠実執筆)


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