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■ 新那須温泉(稲川混合泉) 「ホテルグリーンパール那須」 〔 Pick Up温泉 〕



新那須温泉(稲川混合泉) 「ホテルグリーンパール那須」
住 所 :栃木県那須郡那須町湯本213
電 話 :0287-76-2523
時 間 :13:30~20:00(要時間問合せ)
料 金 :500円
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (じゃらんnet)
紹介ページ (楽天トラベル)
紹介ページ (ぐるなびトラベル)
紹介ページ (るるぶトラベル)
紹介ページ (JTB)

那須湯本から南が丘方向にすこし下ったところにある荒川区の保養施設を日本ビューホテル事業(株)が運営し、区民以外にも日帰り開放しているもの。
場所は説明しにくいので↓の地図を参照ください。
ここはオフ会のときに栃木の温泉のエキスパート、流れ星さんの先導で入りました。


【写真 上(左)】 瀟洒なロビー
【写真 下(右)】 男湯入口

ゆったりとして豪華な館内。メンテもよくきいていて居ごこちよさげ。
浴場は、男女別の大浴場(男湯は2階で女湯はたしか1階)と貸切露天「緑の真珠」があって、貸切露天は1回40分で宿泊者無料、日帰り客は料金1,000円。利用時間は13:30~16:30、20:00~24:00。
この日は大浴場のみ入りました。


【写真 上(左)】 男湯温泉槽
【写真 下(右)】 男湯の沸かし湯槽

ゆったりとした浴室に石造り10人ほどの大浴槽と、黒みかげ石枠タイル貼のイオウ流し用の真湯の沸かし湯と思われる浴槽ふたつが並んでいます。
温泉槽はゆるやかなカーブを描く、なかなか趣のあるつくり。


【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 排湯

クリーム色の析出のでた黒みかげ石の湯口から熱湯を20L/minほども投入し、石のすきまの排湯口から上面排湯。
にごり湯につき槽内注排湯は不明ですが、お湯の感じ&掲示からしてかけ流しかと思います。
カラン11、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜14時で独占~2人。

ほぼ適温~ややぬるのお湯は透明度10cmほどのきもち鼠色がかった乳白色にごり湯で、湯面には白い結晶が浮かび、湯中には白と黒(少量)の湯の花が舞っています。
浴槽まわりはイオウの析出で白くコーティングされています。
つよめの苦味によわいたまご味。鹿の湯とちがいpHが高いので酸性レモン味は感じられません。
ラムネ臭+しぶ焦げイオウ臭で、分析データや見ためほどイオウ臭はつよくないものの、浴後は肌にしっかりイオウ臭が残ります。


【写真 上(左)】 内湯
【写真 下(右)】 引湯ルートの案内

イオウ泉特有のするするとした湯ざわりにとろみが効いたお湯ですが、鹿の湯にくらべるとなんとなく軽い浴感で、これはpH=6.0という中性泉の特徴がでているからかも・・・。
イメージからするとむしろ高雄に近いかもしれません。

ここは新那須温泉供給(株)の源泉を使用しています。(他に「那須マウントホテル」、「ラフォーレ那須」などが使用している模様。)
総硫黄(単純合計方式)、実に124.6mg/kgはやませみさんの「温泉の化学」を参照すると、奥万座、月岡「泉慶」につぐ数値。
いずれにしても、全国屈指の硫黄泉であることは間違いないでしょう。

設備はいいし、料金はリーズナブルだし、いかにも「温泉」といったイメージのお湯なので、宿泊しても満足度は高いのではないでしょうか。

〔 源泉名:稲川1~4号 苦土稲川1・2号、県電気局B-3、八幡崎1号混合泉 〕
単純硫黄温泉(硫化水素型)(Ca-SO4・HCO3型) 54.4℃、pH=6.0、545.0L/min、成分総計=1.205g/kg(溶存物質計=0.847g/kg)
Na^+=41.5mg/kg (18.20mval%)、Mg^2+=21.3 (18.17)、Ca^2+=120.3 (60.49)、Fe^2+=0.2、Cl^-=15.7 (4.79)、HS^-=10.1、SO_4^2-=320.3 (67.76)、HCO_3^-=145.2 (24.19)、陽イオン計=195.7 (9.93mval)、陰イオン計=493.4 (9.84mval)、メタけい酸=157.4、遊離炭酸=243.5、硫化水素=114.5 <H17.4.15分析>

<温泉利用掲示>
加水:することがある 加温:なし 循環利用:なし 消毒処理:なし

〔 館内掲示 〕
「温泉はどこからくるのでしょう?」という案内掲示がありました。
これによると、奥の沢源泉は那須ロープウェイの上手大丸三角堰あたり、第一源泉は高雄温泉と八幡温泉の中間あたりの第一源泉合流槽、紅葉橋源泉は八幡温泉と殺生石の中間くらいのところにそれぞれ図示されています。
分析書記載の源泉名と相違があるのではっきりしませんが、いずれにしても、鹿の湯より上部のいくつかの源泉を混合しながら流下させ、湯本下の宿や別荘に配湯しているものと思われます。
(なお、新那須温泉供給(株)HPによると、同社の温泉監視システムは、・奥の沢源泉/・大丸上三角堰/・大丸タンク/・大丸下三角堰/・第一源泉/・紅葉橋源泉などに設置されているので、上の案内と合致します。)

■ブランドグルメ
〔 那須の高原アスパラ 〕
那須地域内の畜産農家から供給される完熟堆肥をつかって丁寧につくられる那須のブランド野菜で、やわらかく甘味があるので市場で高い評価を受けています。
出荷期間は3月下旬~10月中旬。春に収穫される「春芽」は、冬の間蓄えた養分のためにとても甘くてジューシー、夏に収穫されるものは「夏芽」と呼ばれ味が濃いのが特長とされています。

〔 2010/12/31UP (2006/06入湯) 〕

E140.0.24.140N37.4.52.147
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■ 湯の森温泉 「湯の森所沢」 〔 Pick Up温泉 〕



湯の森温泉「湯の森所沢」
住 所 :埼玉県所沢市下安松945-1
電 話 :042-945-1826
時 間 :10:00~翌9:00 (朝風呂5:00~8:30(受付~7:30)/ 不定休
料 金 :800円(65歳以上、6:00~18:00:500円)、土日祝900円、朝風呂600円
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (じゃらんnet)

2002/08/11にレポしていますが、2010年に再入湯して湯づかいがだいぶん変わっていたので再レポです。


【写真 上(左)】 サイン
【写真 下(右)】 外観

県道179号所沢青梅線沿いにある複合施設「ヒューマックスパビリオン所沢」内にある2002/04温泉導入の日帰り温泉施設。
JR武蔵野線「東所沢」駅から徒歩15分。
Pは556台とたっぷり。P店2階のフロントへエスカレーターでのアプローチ。


【写真 上(左)】 エントランス
【写真 下(右)】 温泉の案内

食事処、マッサージなどが併設されていて、雰囲気はスパ銭というより健ラ的。
奥側の「岩の湯(紅葉くれないの湯)」と手前の「ひのきの湯(春がすみの湯)」は日替わりの男女交替制で、この日の男湯は「岩の湯」でした。


【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 内湯

脱衣所はひろびろでつかい勝手よいもの。
内湯はドリームバス、ローリングバス、バブバンドル、エステバス、リラックスバス、バイブラバスなど真湯の機能浴槽全開。
スペースじたいはさほど広くないので、浴槽をぎっしりと詰め込んだ感じ。
でも、天井高めでこもりがないのと洗い場がセパレートされているのは優。

高温サウナ、スチームサウナ、ソルティサウナとサウナ系も充実。当然水風呂も。
ただ、人気の人工炭酸泉がないのはちとさびしいところか・・・。
カラン31、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜15時で10~40人と夕方に近づくにしたがって混んでいきました。
客層はほとんど常連さん的でサウナが人気。年輩客が目立ちます。


【写真 上(左)】 露天
【写真 下(右)】 内湯の湯口

扉の外に坪庭風の露天。塀と屋根に囲まれているので開放感はないものの、風は通ります。

温泉利用はたぶんこの露天だけです。
青鉄平枠石敷10人弱の浴槽に石灰華系の析出のでた青鉄平の湯口から大量投入で、巨大切欠からのザンザコ排湯。
湯口のおくにはパイプが2本あって、右のは止まっていました。
HPには「源泉掛け流し」とあり、お湯の感じからしてもかけ流しかそれにちかい湯づかいかと思います。

適温~ややぬるのお湯はうすく茶黄がかって、こまかな気泡とうす茶の浮遊物がただよいます。
かすかな甘味、僅微苦味によわい重曹味。やわらかな湯の香のうらにかすかな消毒臭。
重曹泉系のツルすべが明瞭で、よわいながらとろみも感じられて”美人の湯”の看板にいつわりなしかと・・・。
前回(2002年)にくらべると湯づかいが格段によくなっていて、かなりの満足度。
ただ、それだけに人気もあって週末や夕方は込み合いそうなのが難点か。


【写真 上(左)】 露天の湯口&湯色
【写真 下(右)】 内湯小浴槽

じつはこれだけではありません。
問題の浴槽は、浴場入口脇にこぢんまりとある3人くらいのみかげ石枠タイル貼の小浴槽です。
ここはおそらく真湯(たぶん井水)が湛えられているのですが、底面注入でザンザンのオーバーフローはおそらく加温かけ流しと思われます。


【写真 上(左)】 内湯小浴槽の豪快なオーバーフロー
【写真 下(右)】 内湯小浴槽の湯色

ややぬるめのお湯は、ごくわずかに懸濁し白いこまかな浮遊物を浮かべています。
味不明でほぼ無臭(カルキはまったく感じず)。
温泉槽とは対照的なきしきしとした湯ざわりと指先の青白発光があって硫酸塩成分を含んでいる可能性があります。
軽めの浴感ながら染み入るようないいお湯で、じつは温泉槽よりこちらの方にながくいました。

このエリアは、ほとんどの施設がかけ流し槽をもっているので、やはり対抗上かけ流し導入をしたのかも・・・。
お湯のイメージはモール泉で、お湯の資質じたいは同系の彩ゆ記(埼玉スポーツセンター)に及ばないものの、井水かけ流し槽がここの価値を高めています。
ホームグラウンドの彩ゆ記や志木おふろの王様などに飽きたときなど、レパートリーに入れてもいいお湯だと思いました。

〔2002夏のレポ〕
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お盆近くの猛暑の昼下りで空いてるかと思いきや、男湯20人以上とけっこう盛況。
温泉は露天(岩風呂 or 檜風呂)のみで、本日の男湯は岩風呂でした。
湧出量450L/minということでかなり期待してたのですが、強カルキ臭にガッカリ。
これほどのカルキ風呂は久しぶりです TT

岩風呂は7.8人の大きさで、鉄分で赤く色づいた石の湯口から大量注湯。
大量のオーバーフローをグレーチング側溝で受けており、かけ流しかもしれませんが、このカルキ臭からするとこれを循環しているかと思います。(槽内吸湯はないみたい)
時折、側溝で排出しきれなくなり、床全体にあふれてきますがこれは非循環でしょう。

熱めのお湯は、淡黄色透明で細かな白い浮遊物、微かな甘味、強カルキ臭で弱いツルすべ。
でも、温泉らしいやさしい浴感は感じられます。
くせのない素直な泉質なので、カルキ臭に蹂躙されてよさが消し飛んでいる感じ。

さほど大きくない浴槽だし、その気になれば源泉かけ流しはできると思います。(揚排湯規制がキビシイのかな?)
自宅から近いし安いので、強カルキ臭がなければ通いのお湯になるのにとても残念です。

〔 源泉名 : 湯の森温泉 〕
単純温泉(Na-HCO3・Cl型) 泉温・pH不明(弱アルカリ性)*、450L/min(1100m掘削)、成分総計=0.695g/kg
Na^+=178.8mg/kg (93.72mval%)、Fe^2+=1.5、Cl^-=67.0 (22.58)、HCO_3^-=352.1 (68.94)、CO_3^2-=19.8、陽イオン計=190.2 (8.28mval)、陰イオン計=441.2 (8.37mval)、メタけい酸=53.3、メタほう酸=9.8 <分析日不明>
*やませみさんの資料によると、33.4℃ pH=8.3。

■ブランドグルメ
〔 所沢の焼だんご 〕
所沢の名物として知られる『焼きだんご』。
一説に、太田道灌が武蔵野で鷹狩りをした折、いまの所沢あたりで地元の人がだんごを焼き、醤油をつけて出したのが始まりとも伝わる歴史あるもの。
所沢の焼きだんごは、荒挽きした米粉を熱湯で練って丸めて蒸したものを竹串に刺して炭火で焼き、煮詰めた生醤油で付け焼きしてつくられます。
芳ばしい醤油の香りと歯ごたえがあり、名物”狭山茶”との相性も抜群です。
もともとは4本刺しですが、いまは3本や5本刺しのものもあります。
市内には多くのお店が点在しています。
(所沢市観光協会「ところのチクコミ情報」などを参考。)

〔 2010/12/31、2010/02の入浴にて内容補強のうえ再UP (2002/08/11レポ (2002夏入湯)) 〕


E139.30.18.097N35.47.17.395
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■ 星野温泉 「トンボの湯」 〔 Pick Up温泉 〕



星野温泉 「トンボの湯」
住 所 :長野県北佐久郡軽井沢町星野
電 話 :0267-44-3580
時 間 :10:00~22:00(要事前確認) / 不定休
料 金 :1,200円(GW・8月1,500円)
オフィシャルHP
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE旅行)
紹介ページ (じゃらんnet)

「軽井沢の温泉」として以前から知られていた星野温泉が2002年4月、コンセプト型日帰り温泉として大々的にオープンさせたもの。
おそらく軽井沢、いや長野県内でも最強の人気日帰り温泉と思われます。

ここは、以前「せせらぎの湯」「太陽の湯」というのがあって入湯していますが、「トンボの湯」ができてから、そのあまりの人気ぶりにおそれをなして未湯がつづいていました。
2006年7月の平日に初入湯。その後もなぜかレポがのびのびになっていて、オープンしてから実に8年以上もたってからのレポになります(^^;;;)

場所はあまりに有名、かつわかりやすいので説明はパス。人気温泉ゆえ、トップシーズン週末夕方などP待ちもあるようです。

2009年7月オープンした個性派飲食&雑貨集積「ハルニレ テラス」のさらに奥。
Pは何ヶ所かありますがたいてい誘導員がでているので、その指示に従うことになります。
手前に、創作和食ダイニング「村民食堂」。

星野リゾート全域を『エコモダンの温泉街』というコンセプトで統一しているらしく、女性ごのみの雰囲気横溢。
”軽井沢に来ている”という期待感にしっかり応えてくれます。
さすがに『観光カリスマ』というか『エコリゾートのカリスマ』として、全国の観光地を精力的にプロデュースする(株)星野リゾート社長、星野佳路氏のお膝元の施設だけのことはあります。


【写真 上(左)】 外観
【写真 下(右)】 夜の外観

ファサードは美術館のようなシャープなフォルムを見せていて軽井沢モード全開。
建築家・東利恵氏の設計で「宿場」をイメージしているそうです。
なお、混雑ゆえ館内写真はありません。こちら(HPのフォトギャラリー)をご覧ください。

館内の構成はメモ忘れでよく覚えていないので、いきなり浴場に飛びます。
ゆったり休むところがないわりに1,200円(ハイ・シーズン1,500円)はさすがに高いと思いましたが、軽井沢の超人気施設だけにこのくらいに設定しないと混雑で大変なことになりそう。
逆に、この料金設定でP待ちさせるほどの人気を集めているのだから大したもの。さすがにカリスマ経営者の本拠施設です。


【写真 上(左)】 女湯
【写真 下(右)】 男湯

男湯と女湯が別棟になっていて、寒いときや雨天の待ち合わせなどどうするんだろう?と考えた記憶あり・・・。
村民食堂で夕食をとりましたが、ここも値段のわりに味に感心するところはありませんでした。
ただ、スタッフの応対は親切なもので好感がもてました。

さて、温泉です。
脱衣所の飲泉所では浴場と同一の源泉を流していて、上質な味臭に期待が高まります。

三角形の高窓に連子欄間風の桟、木と石の質感が活かされた内湯のつくりは窓外に緑を配したすばらしいもの。絵になります。
こういう浴室空間はありそうでなかなかありません。

大ぶりでたっぷりふかめの内湯は伊豆石敷かと思いましたが、HPによると十和田石。(伊豆石(軟質系)と十和田石はともに凝灰岩石材でかなり似ている。)
檜のふちに十和田石の上品な青味が映える、清楚でいい浴槽です。
木桶をつかう音が浴室に小気味よく響いて、音響効果までも計算されているかのよう。

露天へは回廊経由のアプローチ。回廊のところどころにベンチがあって涼めます。
左手おくにサウナ、右手が露天。
露天も数10人いける大ぶりなもので石組み石敷。手前の一角は仕切られて水風呂になっています。
水風呂は15℃ほどと冷たく、カルキ臭は感じませんでした。(湧き水使用)

カラン内湯に23、露天に5の計28。
平日19時で10~25人とPの混雑のわりには空いていました。

内湯は中央の赤茶に変色した石の湯口からの投入で槽内注吸湯は確認できず、たしか側溝への上面排湯。
露天は赤茶に変色した岩の湯口から熱湯の投入&底面注入で上面排湯。
掲示類は”かけ流し”で、お湯の感じからしてもかけ流しかと・・・。

お湯は内湯で適温~やや熱、露天は適温~ややぬるで、きもち内湯のほうがお湯がいいような気がしました。
ただ、内湯・露天とも浴槽に5人ほどしか入っていないのに、浴槽が大ぶりなせいか湯口そば以外はさほどの鮮度感を感じられませんでした。
言い換えると、湯口そばのお湯はすぐれもので鮮度感ばっちり。これは湯量・湯温とすぐれた泉質のなせるワザかと・・・。
ただ、湯口から離れたところなど、土日の混雑時はどういうお湯になるのでしょうか・・・??。

お湯はきもち翠がかって微濁し、白と茶色の湯の花が大量に浮遊しています。
微たまご味+重曹味+微芒硝味?+微苦味+αの複雑な味。
よわい甘イオウ臭にミシン油系アブラ臭とハーブの”ルー”に似た香りが加わるすこぶる質感の高い湯の香で、これが内湯にただよっているのは圧巻。
ただ、イオウ臭は浴場湯口より飲泉所のほうがあきらかにつよいものがありました。

ツルすべというよりイオウ系のするするとした湯ざわりが卓越し、しっかりとしたとろみも感じられます。浴後はややぺとつきがでてよく温まります。

お湯は塩壺に似ていますが、塩壺がどちらかというと重炭酸土類系のイメージなのに対して、こちらはイオウ重曹泉系のイメージでかなりキャラが立っています。

軽井沢の温泉は意外に湯づかいのいいところが多いですが、ここもそう。
料金1,200円は評価のわかれるところかと思いますが、”軽井沢”&”星野リゾート”のブランドパワーをもってすれば、まったく問題ないのかも・・・。
(ま~、わたしは再訪することはないと思いますが・・・(笑))

〔 源泉名:星野5号、星野新6号、志賀1号泉及び共同井戸の混合泉 〕
Na・Ca-炭酸水素塩・塩化物温泉 50.6℃、pH=7.53、487.5L/min*(掘削揚湯203~601m)、成分総計=1142mg/kg
Na^+=215.4mg/kg (72.81mval%)、Mg^2+=22.5 (14.38)、Ca^2+=20.7 (8.00)、Fe^2+=0.2、Cl^-=107.4 (23.61)、HS^-=0.04、SO_4^2-=28.1 (4.60)、HCO_3^-=560.9 (71.62)、陽イオン計=282.4 (12.87mval)、陰イオン計=697.2 (12.83mval)、メタけい酸=119.4、遊離炭酸=31.4、硫化水素=0.01 <H14.3.6分析>
*) 星野5号=160L、星野新6号=62.5L、志賀1号泉=210L、共同井戸=55L

<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:あり(季節的加温(10月~4月頃まで)) かけ流し 殺菌処理:あり(薬剤添加なし、酸化還元処理)


【写真 上(左)】 コケに覆われる別荘地の庭
【写真 下(右)】 旧軽の一画

■ブランドグルメ
〔 軽井沢の霧下のキャベツ 〕
軽井沢というとカラっとした高原の空気を思い浮かべますが、意外に霧や湿気の多いところ。別荘地を歩いてみるとコケに覆われた庭が多いのにおどろきます。
軽井沢で栽培されるキャベツは、このような風土にちなんで”霧下のキャベツ”といわれ、そのみずみずしさから珍重されています。
キャベツの芯をくり抜いて野沢菜、大根、人参などの具材を詰め込んだ”キャベツ姿漬”も軽井沢の名物として知られています。

〔 2010/12/31UP (2006/07入湯) 〕


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