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■ 応徳温泉 「くつろぎの湯」 〔 Pick Up温泉 〕



<応徳温泉 「くつろぎの湯」>
(群馬県六合村小雨乙21-1、10:00~20:00(7.8月 ~21:00)、400円、0279-95-3241)
オフィシャルHP (PDF)
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)

草津の東、白砂川沿いにある六合(くに)村には、六合赤岩、湯の平、花敷、尻焼などの温泉が点在していて、ここもそのひとつ。
公式HPによると「応徳年間(1084~86年)に中之条町沢渡の湯から草津の湯に向かう旅人により発見され、応徳(おうどく)温泉と名付けられた」そうです。

六合村の中心部、「道の駅六合」のすぐ裏手にある公共系日帰り施設です。
以前は「六合山荘」でも入浴できましたが、いまは「お宿 花まめ」に建て替えられて日帰り不可となったので、応徳温泉に日帰りで入れるのはここのみです。


【写真 上(左)】 サイン-1
【写真 下(右)】 サイン-2

いかにも公共系らしい無機質な館内。廊下のおくに男女別の浴室があります。
脱衣所は狭いので混んでいるとごったがえします。


【写真 上(左)】 エントランス
【写真 下(右)】 ロビー

さほど広くない浴室にみかげ石枠タイル貼6-7人の浴槽ひとつとシンプル。
カラン7、シャワーあり。ここは何度も入っていますが、夕方はかなり混み合うので、ゆったり入るなら昼間がおすすめ。


【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 浴槽

浴場の扉をあけると、いきなり六合のお湯らしからぬしぶ焦げイオウ臭。
窓がわの木樋の湯口からあつあつの源泉を20~30L/minほど投入で、オーバーフローはないので底面からの自然流下か?

適温~ややぬるめのお湯はうすく白濁し、黒と灰色のいかにもよさげな湯の花がただよっています。
ここは、お湯の揉まれ具合で湯色が変化します。混んでいるときは白濁が強くなり、空いていてお湯の状態がいいときは翠がかったうすにごりとなります。

芒硝薬味によわいたまご味と弱苦味、そのうらにアルミっぽい独特の隠し味(笑)も感じられます。
芳醇なしぶ焦げイオウ臭香り立つお湯は完璧に硫黄泉のイメージで、どことなく常磐のいわき湯本温泉に似ているような・・・。
硫酸塩泉系のキシキシにイオウ泉系のスルスルと明瞭なとろみがまじる複雑な湯ざわり。総硫黄=0.7mg/kgで、規定にものっていませんが、浴後は肌にしっかりとイオウ臭がのこり、スペックよりよほどイオウ分が多いように感じます。


【写真 上(左)】 内湯
【写真 下(右)】 湯色

浴中はとてもよくあたたまりますが、熱の抜けがよく、浴後はすっきりさわやか。
浴後、肌にイオウ泉特有のややパサパサとした感触がでたあと、すぐにつるつるになって落ちつきます。

やたら後を曳くお湯で、いちど入るとなかなか脱出できません。
適度な重さもあるお湯はすこぶる満足度が高く、六合村のみならず、吾妻でも屈指の名湯だと思います。

温泉好きなら、六合村に行ったらハズせない1湯でしょう。

Na・Ca-硫酸塩・塩化物温泉 42~44℃(浴槽)、pH・湧出量=不明、成分総計=1.01g/kg、Na^+=165.00mg/kg、Mg^2+=1.17、Ca^2+=137.00、Fe^2+=0.11、Al^3+=0.12、Cl^-=175.00、SO_4^2-=412.00、HCO_3^-=28.70、HS^-=0.50、陽イオン計=307.03、陰イオン計=616.90、メタけい酸=71.50、メタほう酸=12.00、硫化水素=0.20 <H14.3.29分析> (源泉名:応徳の湯・昭和の湯)

<温泉利用掲示> 加水:なし 加温:なし 循環ろ過装置使用:なし 塩素系薬剤使用:なし

〔 2009年9月12日レポ 〕 (2006年春以降、何回か入浴)

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